Teamsで画面共有する方法を徹底解説!
オンライン会議やオンライン通話の機会がコロナウイルス蔓延以降、大幅に増えた方も多いのではないでしょうか?
オンライン会議用のツールとしてZoomやGoogle Meetなど数多くある中で、Teamsもよく使用されるソフトの一つでしょう。
企業のミーティングや大学講義などの場合、資料を共有しながら会議するシーンも多いですね。
しかし一方で
「Teamsの画面共有方法がわからない」
「前までできていたのに、画面共有ができなくなった」
と悩んでいる方も多い用です。
そこで、この記事では「Microsoft Teams」の画面共有方法を2通り紹介していきます。
メリットデメリットや選び方、よくある質問についても回答しているので是非最後までご覧になり、参考にしてください。
Part1.Teams画面共有とは
具体的な方法を紹介する前に、Teamsとは?画面共有の概要やメリットとは?という点についてここで定義、おさらいしておきましょう。
1-1.そもそもMicrosoft Teamsとは
「Microsoft Teams」はMicrosoft社製のチャットツールです。
Microsoft社内でも、自社ツールであるTeamsを徹底的に使用しており、その成長に寄与しているようです。
チャットツールとしての主な特徴は以下の3点です。
・「自動言語翻訳機能」や「文章読み上げ」社内外を問わない「共同作業」などの多彩な機能
・今欲しい情報に素早くアクセスできる便利なインターフェイス
・ビジネスシーンで良く使用されるWindowsはもちろん、Word、Excel、PowerPointなどとも連携し、業務を円滑にできるツールである点
1-2.画面共有とは
会議やチャットでコミュニケーションをとりながら、自分のPCモニターに表示されている画面やウインドウを、同時進行で相手にそのまま共有できるのが「画面共有」です。
画面共有の主なメリットは下記の通り
・「今どこを読んでいるか」「どこの説明をしているか」などについて視聴側が混乱しづらく理解度が上がる
・同時に同一画面を見ながら作業や指示ができるため、ファイルレスポンスが必要なく齟齬のない共同作業がしやすい
・場所や会場に縛られないため、大人数にも同時にわかりやすく資料が説明できる
以上の様なメリットがあるため、ビジネスシーンや講義で使用される事が多い方法です。
リモート会議をおこなう上で、欠かせない機能と言っても過言ではありません。
Part2.Teamsで画面共有する方法
Teamsで画面共有する方法として、大きく2種類の方法があります。
- 方法①DemoCreatorを使って画面共有する方法
- 方法②Teamsの内蔵機能を使って画面共有する方法
いずれの方法にもメリットとデメリットがあるため、どちらが優れているという絶対的な比較はできません。
ここで、それぞれについて詳しく解説していくため、どちらの方法があなたに会いそうかという観点で読み進めてください!
方法①DemoCreatorを使う【Teams画面共有】
まずは「Wondershare DemoCreator」というソフトを使ってTeams経由で画面共有をおこなう方法です。
DemoCreatorを無料ダウンロードしてTeams画面共有を体験してみましょう
DemoCreatorを使用することで多くのメリットがあるため、こちらを選択する方も多いようです。
ソフトの特徴や具体的な方法についてここでご紹介します。
DemoCreatorとは
「DemoCreator」は「Filmora」「UniConverter」などで有名な「Wondershare社」が開発したソフトです。
PC画面やWebカメラなど全てのPC上のデータを同時にワンクリック録画できる「PC録画機能」に加えて、録画した動画もそのまま編集できるハイレベルな「動画編集機能」とライブ配信やWeb会議で大活躍の「プレゼンテーション機能」が搭載されています。
オールインワンソフトですが、搭載されているいずれの機能も、ハイクオリティで専門ソフトと遜色ないレベルに達している点に加えて、直感的に操作できる工夫が凝らされたインターフェイスを採用している点が最大の特徴です。
・PC録画機能:遅延がなく、最大120fpsという高品質の録画が可能
・動画編集機能:ドラッグ&ドロップと基本的な操作だけでハイクオリティ動画の編集が可能。アクセスできるロイヤリティフリー素材も10,000点以上と非常に豊富
・プレゼンテーション機能:OBS、YouTubeライブ、Zoom、Teamsなど、ほとんどのソフト、ツールに対応。画面共有やパワーポイントなどの豊富な機能で分かりやすさとオリジナリティを両立
DemoCreatorは、シンプルな操作とクオリティの高い多くの機能が搭載されたオールインワンソフトなのです。
【Web会議編】DemoCreatorを使ったTeams画面共有
ここで、DemoCreatorの機能を使ってTeamsで画面を共有する方法について解説していきます。
ステップバイステップでひとつずつ丁寧に解説するので、DemoCreatorを未導入の方は、このタイミングで無料試用版をインストールしていただき、是非手を動かしながら読み進めてください。
Step1.動画プレゼンテーション
DemoCreatorを起動し[動画プレゼンテーション]を選択します。
Step2.各種設定
DemoCreatorのプレゼンテーション機能には先述の通り多くの機能が搭載されています。
まずは左の[+]から新しいページを追加しましょう。
[カメラ]タブに移動し、[背景を削除]にチェックを入れましょう。
AIによる自動処理で、グリーンバックを使用していなくても綺麗に被写体だけを切り抜いてくれます。
この状態で[背景]から、バーチャル背景を指定すれば、新たな背景を自然に合成できます。
DemoCreatorを活用して画面共有際の背景を設定してみましょう。
Step3.共有したい画面を用意
ここで共有したい画面を用意しておくことで、Teams会議中に簡単に画面が共有可能です。
画面左[+]から[デスクトップを共有]をクリックすれば、指定したデスクトップ画面の共有が開始されます。
また、[+]からもう一つウインドウを用意しておけば、会議中にウィンドウを切り替えるだけで画面共有の表示非表示切り替えが可能です!
資料を表示するためのウインドウも用意しておくことで、スムーズに見せたい画面の切り替えができるでしょう。
用意ができたら[ストリーミング]をクリックしてストリーミングを開始しましょう。
これで、DemoCreator側の設定は完了です。
【動画プレゼンテーション】-デスクトップの共有
Step4.Teamsを起動
続いてMicrosoft Teamsを起動します。
この際TeamsとDemoCreatorのどちらも起動しておく必要がある点に注意してください。
Step5.Teams設定
Teamsの[設定]に移動し[デバイス]タブに移動しましょう。
[カメラ]の項目を[DemoCreator Virtual Camera]に変更します。
※項目が表示されない方はPCのプライバシー設定から、DemoCreatorに対してフルアクセス許可をしてください
DemoCreatorの画面が、TeamsのWeb会議プレビュー上に共有されていれば設定は完了です。
これ以降、会議をしながらDemoCreator側を操作することで、Teamsの既存機能により既存機能より多くの表現や、わかりやすい説明環境が実現できました。
【チャット編】DemoCreatorを使ったTeams画面共有
続いてDemoCreatorを使って、Teamsのチャットに録画した画面を共有する方法を解説します。
人気関連記事:【2023年最新版】パソコンでバレずにTeamsを録画する方法について解説
Step1.PC画面録画
DemoCreatorを起動し[PC画面録画]を選択します。
Step2.録画設定
表示されたメニューから
- ・録画範囲
- ・システムオーディオ
- ・マイクロフォン
- ・Webカメラ
の設定をそれぞれおこないます。
自分が共有したい部分、共有したくない部分をオンオフすることで、録画したい範囲だけが細かく指定できます。
Step3.録画開始
赤い丸の[録画開始]をクリックして録画を開始します。
共有したい動画が撮影できたら、[停止]をクリックして録画を完了しましょう。
DemoCreatorでは、動画を録画した直後シームレスに動画編集画面に移行します。送信する前に分かりやすく動画編集したり、無駄な部分をカットしすることで、必要最小限の画面共有が実現できるでしょう。
Step4.Teamsで共有
最後に、Teamsのチャット画面に移動し、[ファイル]タブから移動し[アップロード]>[このデバイスからアップロード]を選択。
先ほど出力された画面共有用の動画を選択して送信すれば共有が完了です。
Teamsのチャットを録画する方法|Wondershare DemoCreator
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方法②Teams内蔵機能を使う【Teams画面共有】
続いてTeamsに内蔵された機能を使って、画面を共有する方法を紹介します。
こちらもWeb会議中に共有する方法と、チャットで画面共有する方法をそれぞれ解説していきます!
【Web会議編】内蔵機能を使ったTeams画面共有
Teamsの内蔵機能を使って、Web会議中に画面を共有する方法配下の通りです。
Step1.共有
Web会議画面右上の[共有]をクリックします。
画面もしくはウィンドウから共有したい画面を選択しましょう。
Step2.共有設定
共有する画面などの設定をおこないます。
マイク音声だけで無く、PC内の音声も共有したい場合は
[コンピューターサウンドを含む]にチェックを入れましょう。
共有したい画面を選択すれば、共有が自動的に開始されます。
この際共有している画面はTeamsの仕様により、共有している側には表示されないため、実際に共有できているのか不安になってしまいがちです。
[共有]となっていた箇所が下の画像のように、[共有を停止]に変わっていれば、共有が開始されていることが確認できます。
Step3.共有を停止
新たに別のウインドウを共有したい場合や、共有を終了したい場合[共有を停止]をクリックします。
Teamsの内蔵機能では多くのことができる訳ではありませんが、その分設定もシンプルです。
【チャット編】内蔵機能を使ったTeams画面共有
Teamsの内蔵機能では、チャット時にも画面の共有が可能です。
この方法は、通話をつなぐ必要が無く、同一画面を同時に見ながら、チャットのやりとりができるため、トラブルシューティングなど、状況によっては非常に役立つでしょう。
Step1.チャット画面に移動
画面を共有したい相手とのチャット画面に移動します。
Step2.画面共有を選択
画面右上の[画面共有]を選択します。
Step3.画面共有設定
共有したい画面を選択しましょう。
[発表を停止]で画面共有を終了できます。
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人気関連記事:Teamsで画面共有できない/表示されない時の原因と対策を徹底解説!
2つの方法のメリット/デメリットと選び方
Teamsで画面を共有する方法について、本章で2種類の方法を紹介しました。
ここまで読んできた方の中には、どちらの方法を選ぶか、選び方で迷ってしまっている方も多いのでは無いでしょうか?
そこで、それぞれの方法について、ここでメリットとデメリットを紹介します。
ぜひ自分に合った方法を選ぶ参考にしてください。
メリットとデメリット
|
DemoCreator |
内蔵機能 |
メリット |
・背景が豊富 |
・追加でソフトが不要 |
デメリット |
・有料ソフト |
・多くの事ができるわけではない |
まず、Teamsの内蔵機能を使用する場合、メリットの中でも特に大きいのは「追加ソフトが必要無いこと」でしょう、
Teamsさえインストール済みであれば共有機能は使用できるため、面倒なインストールは必要ありません。
また、先述のとおり、共有までのステップも少なく、シンプルな設定で画面共有ができる点もメリットです。
対してデメリットとしては、機能がDemoCreatorに比べると少ない点です。
一方、DemoCreatorのメリットは、様々あり、
- ・バーチャル背景が豊富で、他の人は使っていないようなハイクオリティな背景設定ができる
- ・操作がシンプルでわかりやすく、付随機能も含めて誰でも直感的に使用できる
- ・注釈がリアルタイムで共有画面に追加できるため、わかりやすい会議内容になる
- ・会議内容は画面共有も含めて録画可能であり、見返せて編集も可能
- ・議事録代わりに、録画、編集(無駄な箇所をカットなど)、会議後に共有するまでが非常にスムーズ
- ・注釈機能や、トランジションやオブジェクトを使ってわかりやすく説明が可能
上記が代表的なメリットです。
デメリットとしては、無料版には機能制限があるため、本格的に使用するには有料ソフトとして購入、もしくはサブスクリプションに入る必要がある点でしょう。
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【結論】あなたの状況に合った方を選ぶ
この章の結論として、メリットデメリットを把握した上であなたの状況に合ったソフトを総合的に判断するのがおすすめです。
例えば、PC操作に不安があり、追加ソフトを入れるのが面倒という方や、会社用PCにソフトを無許可で入れられない方、金銭状況が厳しいかたはTeamsの内蔵機能を使用するのがおすすめです。
一方で、クオリティの高い会議が必要な方や、会議を録画し、見返したり、編集したり、共有したりする必要がある方、画面録画機能やゲーム配信、動画編集にも興味がある方などは迷わずDemoCreatorを入れるべきです。
無料版も用意されているため、まずは使用感や機能を体感した上で決めても良いでしょう。
Part3.【Teams画面共有】よくある質問
Teams画面共有について、よくある質問を以下にまとめました。
疑問に感じている方の多い質問ばかりですので、是非こちらもご一読ください。
質問1.TeamsはWindows以外のPC(macOS等)でも使用できますか?
使用できます。
確かにTeamsはWindows Office系のソフトウェアですが、macであれば、mac版アプリをインストールすることで使用可能になります。
また、Linux版も公開されており、Linux系のOSでも使用できます。
加えて、多少の機能制限はあるものの、ブラウザ版、スマホ版アプリ(iOS、AndroidOS)も用意されています。
質問2.Teamsで画面共有中自分の顔は共有されている?
設定次第で、画面共有中に顔を映すことも隠すことも可能です。
具体的な方法として、カメラをミュートすることで顔を映さず、共有している画面だけ表示できます。
ただし、カメラをミュートしていてもミュート画面が表示されており、完全に共有画面だけを表示させることはできない点に注意してください。
質問3.画面共有した際に共有コンテンツが表示されない。自分の画面も表示する方法は?
Microsoft Teamsの仕様であり2023年6月現在、同時に共有コンテンツを確認する方法はありません。
もちろんできるソフトもありますが、Teamsに関してはループを回避するための仕様であり、最小表示は避けられないというのが結論です。
ただし、別アカウントの別デバイスを同時にTeams会議に参加させ、第三者として確認することで共有したコンテンツを見るという様な裏ワザも存在します。
どうしてもという方はこちらの方法を試してみてはいかがでしょうか?
まとめ:Teamsの画面共有を使って会議を円滑に進めよう!
この記事ではTeamsの画面共有について、二通りの使用方法やそれぞれのメリット・デメリット、選び方などについて解説しました。
画面共有は
- ・「今どこを読んでいるか」「どこの説明をしているか」などについて視聴側が混乱しづらく理解度が上がる
- ・同時に同一画面を見ながら作業や指示ができるため、ファイルレスポンスが必要なく齟齬のない共同作業がしやすい
- ・場所や会場に縛られないため、大人数にも同時にわかりやすく資料が説明できる
といったようにメリットの大きい機能です。
自分に合ったTeams画面共有方法をこの記事から選び、参加者全員の理解度が高いオンライン会議環境を是非実現してください!
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