YouTubeゲーム実況とは?やり方を徹底解説!
最近YouTubeでよく見かける『ゲーム実況』。
実際にゲームをプレイして楽しんでいる方の中には「ゲーム実況を見るだけでは無く、自分も配信側に回りたい!」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし一方で、
「具体的に何を用意すれば良いのか」
「どうやってゲームとPCを接続すれば良いのか」
など、やったことが無い方には分かりづらいポイントが多いのも事実です。
そこでこの記事では、今人気のゲーム実況が実際におこなえるまでの手順を丁寧に解説します。
必要な機材や、よくある質問についても回答していくので、是非このページをブックマークしておいてゲーム配信の参考にしてください!
1.YouTubeゲーム実況とは?
YouTubeゲーム実況とは、YouTubeでゲームの実況をする行為、または動画そのものを指します。
そのままですね!
2003年にお笑い芸人の「よゐこ」さんがTV番組にて、現在のゲーム実況の原型を作ったと言われています。
既に親近感のある配信者が楽しみながらゲームをしている様子を動画やライブで視聴することで、まるで友達がゲームしている様子を一緒に楽しんでいるかのような感覚で楽しめます。
また、YouTubeにおけるゲーム実況は大きく2種類に分けられます。
・投稿型
・リアルタイム型
それぞれのメリット・デメリットや違いを理解した上で、どちらをメインコンテンツとしていくか決めていくと良いでしょう。
【投稿型】YouTubeゲーム実況
「投稿型」はあらかじめ録画したゲーム実況を編集し、動画として投稿する方法です。
「ゲーム実況」というと、リアルタイム配信の方をイメージする方が多いようですが、録画したゲーム実況動画を投稿するのも立派な「ゲーム実況」なのです。
【投稿型】メリット
・編集が入れられる
・面白いシーンだけを短くまとめられる
・NGワードなどにそこまで気を遣わなくてもよい(炎上対策・カットできる)
【投稿型】デメリット
・視聴者にライブ感が無く盛り上がりづらい
・投げ銭が少ない
・動画編集の時間がかかる
【リアルタイム型】YouTubeゲーム実況
一方で、リアルタイム型は、YouTubeライブやニコニコ生放送などを使って、リアルタイム生配信でゲーム実況をおこなうことです。
何が起こるか分からない、編集の入らない映像ですので、ある種の緊張感があり、視聴者にとってもライブ感が感じられ、双方向コミュニケーションが感じられることでコミュニティー内の一体感も生まれるでしょう。
また、人気配信者になると、投げ銭が飛び交うような様子も見られます。
ただし、NGワードを言って炎上してしまったり、住所などの個人情報が映り込んでしまったりするようなトラブルを避けるため、細心の注意を払う必要があります。
【リアルタイム型】メリット
・ライブ感、緊張感から視聴者が盛り上がりやすい
・投げ銭が多い
・一度配信環境を整備すれば気軽に開始できる
・双方向コミュニケーションである
【リアルタイム型】デメリット
・編集が入れられず取り返しがつかない事態になる可能性がある
・配信そのものに時間がかかりがち
・通信環境等の影響で映像が止まるなどの不調が起きる場合がある
2.YouTubeゲーム実況に必要な7つの機材
YouTubeでゲーム実況をはじめる場合、主に以下の機材が必要になります。
※配信環境やゲーム機などによっても変動します
- PC
- ゲーム機
- キャプチャーボード
- マイク/ヘッドセット
- 画面録画ソフト
- 動画編集ソフト
- 配信用ソフト
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①PC
ゲーム実況ではPCが必須です。
デスクトップ型とノートPC型は問いません。
ただし、動画編集にはある程度のスペックが求められる上、画面キャプチャソフトや配信ソフト、などを同時に稼働させる必要も発生するため、ある程度(CPU:Core I5以上、メモリー容量:8GB以上が目安)スペックが高いPCの方がスムーズなゲーム配信環境が実現できます。
②ゲーム機
PS5、Switchなどの家庭用ゲームハードのソフトをゲーム実況する場合はゲーム機及びソフトが別途必要になります。
PCゲームを配信したい場合は同一のPCでOK。別途ゲーム用のPCを用意する必要はありません。
スマホ向けゲームの配信にはスマホが必要になるでしょう。
③マイク/ヘッドセット/Webカメラ
マイクかヘッドセット、Webカメラも用意しましょう。
ただし、ノートPCにはマイク及びWebカメラが搭載されているものも多いため、まずはそれらを試してみて、クオリティに問題がない場合には別途購入する必要はありません。
④キャプチャーボード
PCゲーム以外のゲーム(PS5/4、Switch、iPhoneなど)を配信する場合は「キャプチャーボード」が必要になります。
キャプチャーボードはゲームの映像や音声をPC側に出力するための装置です。
キャプチャーボードによって、PC画面上にゲーム画面を表示できるようになることで、後ほど紹介する画面録画ソフトなどでも録画ができるようになるわけですね。
数千円から購入は可能ですが、資金的に余裕があれば2万円前後の製品がおすすめです。
極端に安価なキャプチャーボードでは出力解像度や、画質、安定感などに問題があるケースが存在します。
※絶対ではなく可能性の話です
また、分配器(スプリッター)とキャプチャーボードは異なる役割を持つ製品です。
“キャプチャーボード”を購入するように注意してください。
⑤画面録画ソフト
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キャプチャーボードを経由して出力したゲーム画面や、Webカメラ、ゲーム音声、配信者の声などを同時に録画できる画面録画ソフトが必要です。
無料のソフトでも画面録画ソフトは配布されていますが、もっともおすすめなのは「Wondershare DemoCreator」というソフトです。
DemoCreatorは、
・画面録画機能
・動画編集機能
・プレゼンテーション機能(ゲーム実況のリアルタイム配信に必須)
という3つの機能が搭載されたソフトです。
画面録画機能はPC画面及び音声、Webカメラ映像など、あらゆる情報を同時に高品質(最大120fps)で保存することが可能です。
また、マルチディスプレイ環境にも対応しており、ゲーム配信にはうってつけのソフトと言えるでしょう。
更に、動画編集機能も高度で、別途動画編集ソフトを購入する必要はありません。
DemoCreatorの直感的かつ高度な動画編集機能だけで、充分ゲーム実況動画が完成できるでしょう。
最後にプレゼンテーション機能はリアルタイム配信には必須の機能です。
こちらの使用方法については、後ほど②YouTubeでゲームリアルタイム実況のやり方で詳しく解説します。
ゲーム配信にかんして、DemoCreator一本インストールしておけばソフト面はサポートできる為、多くのソフト操作やインストールが必要無くおすすめです。
【投稿型】&【リアルタイム型】両方ともできるソフトDemoCreatorの無料ダウンロードはこちらへ
関連人気記事:Windows11対応のゲーム録画ソフトおすすめ一覧
⑥動画編集ソフト
投稿型のゲーム実況動画を公開していく場合、動画編集ソフトを使って録画した動画素材を編集していく必要があります。
動画編集ソフトにも無料の簡易的なソフトから、ハリウッド映画の編集にも使用されるような高度動画編集ソフトまで、様々な種類が存在します。
また、直感的な使用ができるかどうか、機能は充実しているかどうかなど内容にも大きな差があります。
前述の通り、DemoCreatorにも動画編集機能が搭載されているため、DemoCreatorを使用する場合、別途動画編集ソフトを用意する必要はありません。
⑦配信用ソフト
リアルタイム型のゲーム実況をおこなう場合は、配信用ソフトもPCにインストールしておくと良いでしょう。
YouTubeライブでは、絶対に配信用ソフトが必要というわけでは無く、既存機能でもライブ配信が可能です。
しかし、バーチャル背景の設定や、Vtuber、PinPなどよく見かける演出や表現の多くが実現できません。
そのため、実際にリアルタイム型ゲーム実況をはじめるとすぐに配信用ソフトが必要になると感じる方がほとんどです。
事前にインストールしておくことをおすすめします。
尚、こちらもDemoCreatorを使用している方の場合は、ストリーミング機能を使って実現できるため、別途インストールは必要ありません。
3.YouTubeゲーム実況のやり方
この章ではいよいよYouTubeゲーム実況の具体的な方法について、DemoCreatorを例に手順を踏みながら紹介していきます。
先ほど紹介した、「投稿型」「リアルタイム型」の2種類についてそれぞれ解説していくので、あなたが実際にしてみたいゲーム実況の方法を選び、実際に手を動かしながら読み進めてくださいね。
また、ゲーム配信者は「投稿型」「リアルタイム型」のいずれもおこなうのも一般的です。
「投稿型」で視聴者を集め広告収益を得ながら、「リアルタイム型」で視聴者との親交を深め、投げ銭を得る。というような考え方ですね。
例えば現在は投稿型しかおこなう予定がなくても、いずれリアルタイム型にも挑戦したくなるかもしれません。
すぐに戻ってこられるように、この記事をブックマークしておいて、いざという時は見返してくださいね!
①YouTubeにゲーム実況を投稿する手順【投稿型】
まずはゲームを録画し、編集した上でYouTubeに投稿するまでの手順を追って見ていきましょう。
Step1.環境の準備(PCゲームの場合不要)
HDMIやUSBでPCとゲームハードを接続しても、PCに対してゲーム画面や音声の出力はできません。
PC側のHDMIは出力を前提としているため、入力用途では基本的に使用できないのです。
そこでここでは、先ほど紹介したキャプチャーボードを使用します。
ゲーム機>キャプチャーボード>PC
となるように、キャプチャーボードを経由してPCとゲーム機を接続してください。
ちなみにPS4/5の場合、リモートプレイでPC側に画面を共有し、コントローラーをPCに接続することで配信や録画をおこなう方法もあります。
しかしこの方法は、ラグが大きく、画質も低くなるためおすすめできません。
安いものでもキャプチャーボードを購入することを推奨します。
接続ができたらキャプチャーボードに付属されているキャプチャーソフトを使って、PC画面にゲーム画面を表示させましょう。
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Step2.ゲーム画面録画
DemoCreatorを起動し、[PC画面録画]をクリック。
画面録画用のメニューが表示されるため
- 録画範囲:キャプチャーボードから出力されたゲーム画面
- システムオーディオ:ゲームの音声が録画される[デフォルト]でOK
- マイクロフォン:ゲームをしながら自分の声を録音したい場合は使用するマイクを指定
- Webカメラ:ピクチャインピクチャなどで配信者の顔も同時に撮影する場合はWebカメラを指定
- 録画後の設定:[録画後編集ツールを開く]にチェックし、録画が終わったらすぐに動画編集に移行できるように設定
以上のようにそれぞれ設定してください。
最後に赤い丸の[REC]をクリックして録画を開始します。
Step3.ゲーム
企画や用意した台本に従ってゲームを進めましょう。
当然ですが、ゲームのチョイスや内容もゲーム実況チャンネルを伸ばすためには重要ですよ!
特に伸びやすい傾向があるのは
・ノウハウ動画
例:「スマブラ ジャストガード コツ」
・ゲームの本筋と関係ないネタ動画
例:「マリオカート ○○しながら勝てるかやってみた」
というような動画です。
「Ahrefs」などの有料ツールを使用して調査する方法もありますが、まずはYouTubeの検索欄にキーワードを入力してみて、どのようなサジェストが表示されるかを調査してみると企画作りのヒントになるでしょう。
Step4.ゲーム動画編集
[停止]をクリックして録画を終了すると、自動的に動画編集機能が立ち上がり、録画したゲーム実況動画が素材として追加されるはずです。
不要箇所のトリミングや、字幕テロップ挿入、BGM追加など、視聴者目線でゲーム実況動画が楽しめるように編集を加えていきましょう。
DemoCreatorの動画編集機能には標準で多くの素材やフィルター、エフェクト、ステッカーなどが搭載されています。
ドラッグ&ドロップの簡単な操作でほとんどの機能が使いこなせるため、工夫を加えながら動画を完成させましょう!
Step5.YouTubeゲーム実況投稿
DemoCreatorでは、ソフトからYouTubeに直接編集した動画を投稿することが可能です。
[エクスポート]から[YouTube]タブに移動しましょう。
※初回のみログインが必要です
タイトルや、説明、タグ、カテゴリなどの設定をおこない[アップロード]をクリックして動画を投稿しましょう!
【投稿型】ゲーム実況のやり方|Wondershare DemoCreator
②YouTubeでリアルタイムゲーム実況をする方法【リアルタイム型】
続いて、リアルタイム型のゲーム実況配信をおこなう方法について解説します。
Step1. (PCゲームの場合不要)
先ほどと同様にキャプチャーボードを使用します。
ゲーム機>キャプチャーボード>PC
となるように、キャプチャーボードを経由でPCとゲーム機を接続します。
接続ができたらキャプチャーボードに付属されているキャプチャーソフトを使って、PC画面にゲーム画面を表示させましょう。
Step2.プレゼンテーションモード
DemoCreatorを起動し[動画プレゼンテーション]をクリックしましょう。
プレゼンテーション専用のウィンドウが起動します。
画面左下の[+]ボタンから[デスクトップを共有]を選択し、ゲーム画面を選択しましょう。
指定したウインドウをDemoCreatorに表示できます。
また、搭載されたAIによる人物認識で、背景を削除した上でワイプを表示したり、美顔効果を追加したり、バーチャルアバターを表示することもできます。
マスクや背景の別途設定、トランジション、エフェクトの追加も可能ですので、いろいろ試してみてください!
最後に画面右上の[ストリーミング]をクリックしてストリーミングを開始します。
Step3.YouTube側の設定
YouTube Studioにアクセスし[ライブ配信を開始]をクリックしましょう。
各種設定を進めていき、プレビュー画面まで進みます。
カメラデバイスが選択できる箇所があるので[DemoCreator Virtual Camera]に変更してください。
先ほどStep2.で設定した画面がYouTubeライブに共有されました!
このまま配信を開始すればゲーム配信がスタートできます。
YouTubeでリアルタイムゲーム実況をする方法|Wondershare DemoCreator
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4.YouTubeゲーム実況に関する質問
最後にYouTubeにおけるゲーム実況について、よくある質問に3つご回答します。
質問1.ゲーム実況は著作権法違反にならない?
著作権法違反に該当する場合があります。
2023年5月に「STEINS;GATE 比翼恋理のだーりん」のネタバレ動画に加えて、「SPY×FAMILY」の無断編集動画などをYouTubeに投稿した男性が著作権法違反の疑いで、逮捕されました。
上記はゲーム実況に関する初の逮捕となり、話題になった本件は、「極めて悪質な事例」とCODAには紹介されています。
ほとんどのケースで、ゲーム配信は販売促進や人気の向上に寄与するとの判断から容認されていますが、ゲームそのものにも著作権が認められています。
つまり、原則としてゲーム配信は基本的には著作権者の許諾を得る必要があります。
ただし、NintendoやPlayStationのように、ガイドライン遵守の条件付きでゲーム配信を許諾しているケースもあります。
自分がゲーム配信をしたいソフトやハードは、インターネット上にアップする前に必ずゲーム配信の許諾があるかどうか確認をするようにしてください。
質問2.モニターが1つでもゲーム配信はできますか?
モニターが1つでもゲーム配信は可能です。
実際に、先ほど紹介した手順において、2つ以上のモニターが必須となる箇所はありません。
ただし、デュアルモニター以上の環境であれば、DemoCreatorのストリーミング機能画面を表示しながら、ゲーム画面を表示するなど、より使用できる液晶スペースが拡張できることは便利である事は間違いありません。
本格的にゲーム配信を今後していく方は、まずは安いモニターの導入から検討してみても良いでしょう。
質問3.リアルタイム型配信で気をつけるべき項目は?
リアルタイム型の配信で気をつけたい項目は以下の通りです。
・誹謗中傷
・差別用語
・プライバシー情報を映り込ませない
・著作権法違反やサービスポリシーの侵害
・その他、公序良俗に反する行為、発言
リアルタイム配信も長時間に及ぶと、つい緊張感が薄まり、不用意な発言や行為をしてしまう可能性が高くなります。
1つのミスで逮捕や大炎上、社会的問題に発展するなど、大事になった事例もいままで多数存在することを念頭に置き、一定の緊張感を保ってリアルタイム配信に挑むようにしましょう。
まとめ: YouTubeゲーム配信はDemoCreatorを使うのがおすすめ!
この記事ではYouTubeにおけるゲーム実況について、その種類や具体的な方法を解説してきました。
それぞれの方法にメリット・デメリットがありますが、最終的にはどちらも並行して実施するのが一般的です。
また、まだ人気のない期間は、リアルタイム型よりも、投稿型に力を入れるのがおすすめです。
この記事で紹介したDemoCreatorは、
・PC画面録画
・動画編集
・ストリーミング機能
がそれぞれ高水準で搭載された、ゲーム実況オールインワンソフトです。
無料版も用意されているため、是非実際にインストールし、その高度で使いやすい機能を試してみてください。
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