PS4からゲームのプレイ映像をYouTubeで生配信する方法を徹底解説
ゲーム実況やスーパープレイはYouTubeの人気コンテンツの1つです。自身でもゲームのプレイ配信を行いたいと思う方も多いと思いますが、一方でやり方がわからないという方も多いのではないでしょうか。本記事では、PS4からゲーム映像や音楽をYouTubeに生配信する方法について詳しく紹介します。ゲーム配信に興味のある方はぜひ参考にしてください。
Part1:PS4 から YouTube にライブ配信するために必要なもの、準備
PS4 から YouTube にライブ配信するためには、 YouTube チャンネルの開設に関する準備と、ゲーム配信のために必要な機材の準備があります。それぞれ、必要になるものは次のとおりです。
YouTube チャンネル開設に必要な準備
・ Google アカウント: YouTube のチャンネル作成に必要
・ YouTube チャンネル: 動画配信に必要
Google アカウントの作成には電話番号が必要です。登録や認証でも使用しますので、自分の手元で確認できる電話番号を準備しておきましょう。 Google アカウントがあれば YouTube チャンネルは簡単に開設できますが、ライブ配信や収益化のためには YouTube でアカウントの確認手続きが必要です。アカウントの確認は 1 日ほどかかりますので、配信を予定している当日ではなく事前に済ませておきましょう。 プレイステーションには「 PS Plus 」という有料の会員サービスがありますが、 YouTube でゲーム配信をするだけなら入会は不要です。
ゲーム配信のために必要な機材
・パソコン(以下 PC )
・配信ソフト
・キャプチャーボード
・ PS4
・マイク(実況する場合)
・ HDMI ケーブル
YouTube で PS4 のゲーム配信を行う場合、 PS4 から直接配信することが可能です。その場合、ゲーム機本体とプレイ用のモニター(テレビなど)があればすぐ配信できます。
PC を通して配信する場合、 PC には高めのスペックが求められます。また、 PS4 と PC の接続に使う HDMI ケーブルは基本的に送信・受信の両方に対応していますが、 PC 側には HDMI の映像を受信するための装置が通常はないため、キャプチャーボードは必須です。 PC の必要スペックは配信設定にもよりますが、安定した配信のためには以下は必要となるでしょう。
< PC の推奨スペック( Windows 、 Mac 共通)>
・ CPU : Core i5 以上
・メモリ: 16GB 以上
・グラフィックボード( GPU ): NVIDIA GeForce GTX 660 以上またはAMD Radeon のビデオメモリが8GB以上のもの
Part2:PS4 からゲームを YouTube にライブ配信する方法
PS4 からゲームを ユーチューブ にライブ配信したい場合は、 PS4 のシェア機能を使うと簡単です。シェア機能は公式が提供している機能で、対応しているソフトなら著作権を気にせずにゲームを配信できます。
Step1. ゲームプレイ中に、コントローラーの「 SHARE 」ボタンから「ゲームプレイをブロードキャストする」を選択する。
ゲームプレイ中にコントローラーにある「 SHARE 」ボタンを押すと、ビデオ撮影やスクリーンショットの撮影が可能です。ここで、「ゲームプレイをブロードキャストする」を選択します。
Step2. 配信するプラットフォームとして「 YouTube 」を選択し、配信設定を行う。
PS4 では、ブロードキャスト(ライブ配信)のプラットフォームを「ニコニコ生放送」「 twitch 」「 YouTube 」から選択できます。ここでは YouTube を選択します。
YouTube を選ぶと、 YouTube Live で配信するために YouTube へのサインインまたはアカウントの連携を求められる場合があります。画面の指示に従って認証を済ませてください。
Step3. YouTube の配信設定を行う。
YouTube の認証ができたら、配信のための設定を行います。次の内容を設定可能です。
・コミュニケーション設定: 配信する映像やマイク音声、コメントの表示などの設定
・タイトル: ライブ配信のタイトル
・チャンネル: YouTube チャンネル名を表示
・説明: ライブ配信の説明
・品質: 最高で PS4 なら 720p-60fps 、 PS4 Pro なら 1080p-60fps
・プライバシー: 動画の公開範囲
・タグ: 動画のタグ。自分の ID を含めることも可能
・招待の送信先: フレンドやフォロー中のプレイヤーに招待メッセージを送信可能
・リンクを投稿する: SNS と連携してコメントや配信先 URL を投稿可能
最後に「ブロードキャストを始める」を選択すればライブ配信が始まります。終了時は、 SHARE ボタンの「ブロードキャスト設定」から「ブロードキャストを終了する」を選択してください。
Part3:PC でゲーム実況を YouTube にライブ配信する方法
PC でゲーム実況を YouTube にライブ配信する場合、配信ソフトを利用すると高品質な映像配信が可能になります。ここでは、 PC 画面の配信・録画が簡単にできるWondershare DemoCreator(以下 DemoCreator )を使う方法を紹介します。
DemoCreator は PC の画面を配信・録画するためのソフトで、ライブ配信中に画面上にエフェクトやトランジションを適用したり、アバターを使って VTuber 動画にしたりと、ゲーム実況のライブ配信をより楽しくできます。また、録画した映像を編集する機能もあるため、不要な箇所のトリミングや、冗長な部分の倍速再生、テロップの挿入など編集を加えて動画をアップロードすることも可能です。
ゲーム配信ソフトDemoCreatorの無料ダウンロードはこちらへ
DemoCreator でライブ配信を行う場合、「プレゼンテーションモード」を使えば簡単です。
Step1 :パソコンでゲームを起動
PS4 と PC (のキャプチャーボード)を HDMI ケーブルで接続し、ゲームを起動してゲーム画面を PC に取り込みます。ケーブルを接続した際にうまくいかない場合は、 HDCP が有効になっている可能性がありますので、 PS4 のシステム設定ページから HDCP を無効にしておきましょう。
Step2 : DemoCreator で「プレゼンテーションモード」を開いて画面を設定
DemoCreator を「プレゼンテーションモード」で開き、画面左のクリップボードの【+】ボタンをクリックして「デスクトップを共有」を選び、取り込んだゲーム画面を選択します。その他、カメラやアバターの使用など、配信を行う画面を設定します。
Step3 : DemoCreator の「ライブ」ボタンをクリック
プレビュー画面の上にある「ライブ」ボタンをクリックすると、プレビュー画面がカメラの画面として YouTube ライブで配信できるようになります。
Step4 : YouTube サイトでログインして「 YouTube ライブ」の設定を行う。
YouTube のサイトにログインし、 YouTube ライブを行うための設定を行います。
最後の「ストリームのプレビュー」画面で、使用するカメラを「 DemoCreator Virtual Camera 」に設定すると、 DemoCreator で作成した画面を使用して配信できます。
PCからYouTubeのライブ配信する方法|Wondershare DemoCreator
関連人気記事:YouTubeゲーム実況とは?やり方を徹底解説!
関連人気記事:YouTubeライブ配信のやり方・注意点を徹底解説!(PC/スマホ)
関連人気記事:PS5ゲーム実況をYouTubeで配信する方法2選!
Part4:YouTube でライブ配信される動画を簡単、高画質で録画する方法
他の配信者による YouTube ライブを録画してみたいという場合にもDemoCreatorは便利です。生配信の時間に合わせて、「予約録画」機能を使えば YouTube ライブを録画し、好きな時間に視聴できます。
Step1. 録画したいライブを開きます。DemoCreator を起動し、「予約録画」をクリック
Step2. 「録画タイマー」をオンにして詳細を設定する
録画予約画面で、「録画タイマー」にチェックを入れて詳細を設定します。
「予約設定」は、 24 時間以内の録画に対応しています。開始日時と終了日時または録画する時間の長さを指定しておけば、自動的に録画が始まります。録画予約ができている場合、 DemoCreator のホーム画面に録画開始までのタイマーが表示されます。(録画を終了する時は、再度「録画予約」画面を開き、「録画タイマー」をオフにしてください。「録画の設定」では、録画範囲、録画終了後の処理、ファイルの保存先を設定可能です。)
録画終了後は、そのまま保存するか、編集画面にインポートするかを選べます。
録画範囲は、次から選択できます。
・フルスクリーン
・カスタム
・ 1920 × 1080px (フル HD )
・ 1080 × 1080px
・ 1280 × 720px ( HD )
ライブ配信を録画したい場合は、「カスタム」でウインドウを指定するか、「フルスクリーン」を設定しておき、配信が始まった時に画面を最大化しておくとよいでしょう。
Step3:予約録画が設定しましたら、DemoCreatorを起動している状態にしておけば、設定した時間通りに、録画が開始・終了されます。
Youtubeライブ配信動画録画する方法
関連人気記事:【PS4録画】PS4のゲーム実況録画方法を解説!
関連人気記事:【2023】PCゲーム録画ソフトTOP6選!選ぶ際のポイントなども紹介
Part5:PS4 の画面を YouTube でライブ配信できない場合と対策方法
PS4 では、次のケースでライブ配信ができないことがあります。
・ HDCP が有効になっている
・ゲーム内の配信禁止区間に入ってしまった
対策方法は以下のとおりです。
・HDCP が有効になっている場合の対策
HDCP が有効になっている場合、前述の方法で「 HDCP を無効化」すれば大丈夫です。
HDCP は映像信号を暗号化するコピーガードとして機能し、テレビに HDMI 接続している場合には問題ありませんが、 PC やレコーダーなどへの録画を防ぐ役割があります。
映像などの一部コンテンツについては、 HDCP が有効な状態でなければ再生できないことがありますので注意してください。
・ゲーム内の配信禁止区間に入ってしまった場合の対策
ゲームソフトの中には、開発したメーカーにより「配信禁止区間」が定められている場合があります。これはストーリー上重要なネタバレの防止や、著作権を保護する目的で定められているものです。
とはいえ、これは PS4 からシェア機能を使って直接配信する場合にのみ適用され、 PC を通して配信する場合は関係ありません。そのため、対策としては「 PC 経由で配信する」ことで配信可能です。ただし、配信禁止区間を設定する目的を考慮すると、ライブ配信をすることでメーカーの意向を無視することになるため、何らかのペナルティが発生するリスクがあります。
役に立ちましたか?コメントしましょう!