【有線・無線】iPad画面をPCに映す方法をパターン別に解説!Windows&Mac
iPad画面をPCに映し出せばパソコンソフトで録画して編集したり、より広い作業環境でマルチタスクを行ったりできます。
今回はiPadの画面をWindows/Macに映す方法を無線と有線の両面から解説しました。特にミラーリングについて詳しく解説していますので、無線でiPad画面をPCに映したい方は必読です。
1.iPad画面をパソコンに映すには?
iPad画面をPCに映し出せば、iPadでプレイしているゲームをパソコンで録画したり、iPadで作成した資料をパソコンの大画面で解説したりできます。
また、iPadの画面をパソコンに映し出せば、iPad画面を確認しながら複数のウィンドウでマルチタスクを行うことも可能です。
iPad画面をPCに映す方法は2つあります。
- HDMIケーブルを使って有線で画面を映し出す
- Airplayやミラーリングアプリを使って無線で画面を映し出す
HDMIケーブルとは両端がHDMI端子になっているデータを伝送するためのケーブルです。直接映像や音声を送ることができるためWiFi環境でなくてもiPad画面をPCに映すことができます。
一方、WiFiを介して無線で伝送する方法もあります。Apple製品にはAirplayという規格が標準で搭載されていますが、Windowsは対象外なので注意しましょう。
それぞれの方法を表で比較すると下記のようになります。
iPadの画面を有線でパソコンに映す方法 |
iPadの画面を無線でパソコンに映す方法 |
|
安定性 |
高 |
平均的 |
難易度 |
低 |
やや高 |
WiFi接続 |
不要 |
必要 |
遅延や乱れ |
なし |
時々発生する |
無劣化で伝送 |
可能 |
可能 |
メリット |
簡単で確実、WiFiがなくてもできる |
iPadとMacなら数クリックで簡単にできる、追加ツールも必要なし |
デメリット |
HDMIケーブルを別途購入する必要がある |
標準ではWindowsには対応していない、品質がWiFi環境に依存する、バッテリーを激しく消耗する |
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2.「有線」iPad画面をWindowsとMacのパソコンに映す方法
WiFi環境がない場合は、HDMIケーブルを使った有線接続を行いましょう。ここでは、有線でiPadをWindowsとMacパソコンに映す方法を解説します。
①有線でiPadとPCを接続するに必要な機材
必要な機材は下記の通りです。iPadの種類によって必要な機材が異なります。
USB-Cコネクタ搭載iPad |
・USB-C to HDMI変換アダプタ ・HDMIケーブル |
Lightningコネクタ搭載iPad |
・Lightning – Digital AVアダプタ ・HDMIケーブル |
iPadでは、2018年のiPad Pro(第3世代)よりUSB-Cコネクタに対応しました。
現在もLightningコネクタを搭載した旧モデルは使用されていますが、2022年以降に発売されたすべての新しいiPadモデルはUSB-Cポートを搭載しています。
②HDMIケーブルでiPad画面をパソコンに映す方法
- 変換アダプタを使用してiPadとパソコンをHDMIケーブルで接続する
- パソコンでHDMIを入力端子に指定する
③HDMIケーブルでiPad画面をパソコンに映す時の注意事項
注意事項1:アダプターはApple純正のものを使う
アダプターは非正規品も多く販売されていますが、できるだけApple純正のものを使いましょう。
一部コンテンツはHDCPに対応しており、キャプチャーボードを経由すると映像が表示されない場合があります。
iPadの映像を確実にパソコンに映したい場合は、USB-C to HDMI変換アダプタやLightning – Digital AVアダプタなど純正のものを使いましょう。
注意事項2:HDMIケーブルの性能を事前に確認する
HDMIケーブルは数百円〜購入できますが、使用するケーブルやアダプタの品質、パソコン側の処理能力などによっては、わずかな遅延が発生する可能性もあります。
品質や映像の滑らかさにこだわりたい方は、4K/60Hz対応のものを選びましょう。
3.「無線」iPad画面をWindowsとMacのパソコンに映す方法
ここでは、iPad画面を無線でWindows/Macパソコンに映す方法を解説します。iPadをWindowsに映す場合はScreen Mirroringを、Macに映す場合はAirplayを使いましょう。
①Airplayを使ってiPad画面をMacにミラーリングする方法
iPadにはAirplayというApple製品同士を同じWiFiに接続して画面共有する機能が搭載されています。
例えばiPadとMacを同じWiFiに接続するだけで、コントロールセンターのアイコンから簡単にiPad画面をPCに映すことが可能です。
一方、AirplayはApple製品のみサポートしていますので、iPadの画面をWindowsに映すことはできません。
また、Airplayは標準的なネットワークプロトコルとApple独自の拡張機能を組み合わせて動作する技術であるため、WiFiが不安定だと接続が途切れたり、遅延が発生したりする可能性があります。
Airplayを使ってiPad画面をMacにミラーリングする方法は下記の通りです。
ステップ1:iPadとMacを同一WiFiに接続して映し出したい画面を開く
ステップ2:コントロールセンターよりAirplayのアイコンをタップする
アプリ画面をミラーリングする場合、アプリのUIに従う必要があります。
例えばYouTubeの場合はキャストアイコンから「AirplayおよびBluetoothデバイス」を選択します。
ステップ3:リストよりMacを選択する
続いては、リストからMacを選択すると、iPad画面がMacに反映されます。
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②LonelyScreenを使ってiPad画面をWindowsパソコンにミラーリングする方法
「LonelyScreen」は、iPadの画面をWindowsまたはMacのPCにミラーリングするためのソフトです。
インターフェースがシンプルであるため誰でも直感的に使用できます。制限はあるものの無料で提供されているため、気軽に使用できるでしょう。
デメリットは日本語に対応していない点です。また、無料版の場合は広告表示があり、動作も有料版よりも不安定になります。Windows 11とmacOS Catalina以降のバージョンをサポートしていないため使用する際は注意してください。
LonelyScreenを使ってiPad画面をWindowsパソコンにミラーリングする方法は下記の通りです。
ステップ1:WindowsでLonelyScreenを起動する
ステップ2:iPadでコントロールセンターを開き「画面ミラーリング」からLonelyScreenをタップする
iPadの画面ミラーリングから「LonelyScreen」をタップするとiPad画面がパソコンに映っていることを確認しましょう。
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4.iPad画面をパソコンに映して録画するならDemoCreatorがおすすめ!
iPad画面をパソコンに映して録画したいという方もいるでしょう。
そんな方には、iPad画面をUSB接続でミラーリングし、最高画質8K/4K、最高音質320kbpsで録画できる【DemoCreator】がおすすめ。DemoCreatorのMac版にはiOSデバイスの画面をMacに映し出し録画できる機能が搭載されています。
-8K/4K&120fpsに対応!iPad画面を長時間&高画質録画できる
DemoCreatorは最高画質8K/4Kに対応しており、フレームレートも120fpsをサポートしています。
オリジナル映像の品質を劣化させることなく録画ができますので、きれいな映像の動画や動きの激しいゲームプレイ動画の録画にも最適です。
また、ソフトの安定性も高いため長時間録画しても遅延が発生したり映像が乱れたりすることがありません。
-Mac版にはiPadとiPhone画面録画機能を搭載
DemoCreatorのMac版にはiOSデバイスの画面を映し出して録画できる便利な機能が搭載されています。
録画機能を搭載したミラーリングソフトは他にもありますが、DemoCreatorの場合はiPad内部音声も録音でき、録画範囲をカスタマイズすることも可能です。
動画変換機能が搭載されているため、iPad画面録画ファイルをMP4、WMV、MOV 、AVI、MKV、TS、WEBMなどで保存できます。
-画面録画以外にも高度な動画編集ができる
DemoCreatorには本格的な動画編集機能が搭載されているため、iPad録画ビデオにオーディオや字幕を追加したり、AIで音声を分離したり、レンズフレア/モーションブラーなどのエフェクトを追加したりできます。
YouTubeやTikTokに直接アップロードする機能もありますので、作業効率を最大限に上げることができるでしょう。
DemoCreatorを使ってiPad画面をWindowsで録画する方法
今回はLonelyScreenを使ってiPad画面をWindowsに映し、DemoCreatorで録画する方法を解説します。
ステップ1:LonelyScreenを使ってiPad画面をWindowsに映す
上記に紹介したようにWindowsでLonelyScreenとDemoCreatorを起動します。
iPadのコントロールセンターから「画面ミラーリング」をクリック。「LonelyScreen」をタップします。
ステップ2:WindowsでDemoCreatorを起動し、iPad画面録画設定を行う
DemoCreatorで「画面録画」>「画面とカメラ」をクリックします。
続いては、LonelyScreenに映し出された映像の大きさに合わせて、録画範囲を指定します。
ステップ3:録画ボタンをクリックしてiPad画面録画を開始/停止する
設定が完了したら、ツールバーの「REC」ボタンを押して、iPad画面録画を開始します。
なお、画面録画を停止するには「■」ボタンを押します。
続いては、録画ビデオのプレビュー画面で「書き出す」をクリックすると、録画ビデオがMP4でパソコンに直接保存できます。
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DemoCreatorを使ってiPad画面をMacで録画する方法
MacでiPad画面を録画する場合は、DemoCreatorのiOS録画機能を使用しましょう。
なお、iOS録画機能はバージョン8.4.2及びそれ以降のバージョンに搭載されています。もしiOS録画機能が表示されていない場合は、ぜひ最新バージョンにアップデートしましょう。
ステップ1:iPadとMacをUSBで接続する
まずはUBSでiPadとMacを接続します。
なお、USB接続をするとアクセサリの接続を許可するかどうか問われますので「許可」をクリックしましょう。
ステップ2:iPad画面をMac版のDemoCreatorに読み込む
DemoCreatorを開いて、「画面録画」>「iOSデバイス」をクリックして、iPad画面を読み込むまでしばらくお待ちください。
ステップ3:iPad画面録画を開始する
iPad画面をDemoCreatorに読み込んだら、ツールバーの「REC」ボタンをクリックして録画を開始しましょう。
ステップ4:iPad画面録画を停止し、録画ビデオを保存する
「■」ボタンをクリックして、iPad画面録画を停止します。
続いては、プレビュー画面を開き、iPad画面録画ビデオを保存しましょう。
iPad画面を録画する方法
5.iPad画面をパソコンに映す方法に関するよくある質問
質問1:iPad画面をパソコンに映すことができないときの対処法は?
無線でiPad画面をパソコンに映すには同じWifiに接続する必要があります。そのため、うまくいかない時はiPadとMacで一度ネットワーク設定をリセットしてみましょう。
設定は、iPadの「設定」>「一般」>「転送またはiPadをリセット」>「リセット」>「ネットワーク設定をリセット」から行えます。
質問2:iPad画面をパソコンに映しても全画面表示になりません
結論からお伝えすると完全な全画面表示をするのは難しいといえます。
iPadとパソコンのディスプレイでは、一般的にアスペクト比が異なるからです。外部ミラーリングアプリを使用している場合は全画面表示を設定することができる可能性がありますので確認してみてください。
質問3:iPadとパソコンを接続してデータを転送するには?
iPad画面をミラーリングしてもデータの転送はできません。
データを転送する場合は、Apple製品同士ならAirdropを、iPadとWindowsならSendAnywhereといったデータ転送アプリを使いましょう。
まとめ :iPad画面をMacに映して活用しよう
今回はiPad画面をPCに映す方法をパターン別に解説しました。iPad×Macの組み合わせでミラーリングだけであれば、Airplayを使う方法が最も簡単です。
ただし、Macに映したiPad画面を録画したいのであれば、DemoCreatorの録画機能を使いましょう。DemoCreatorなら録画した動画を編集したり、変換したり、プラットフォームに直接アップロードしたりできます。
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