Windows 10「フォト」アプリで動画を編集する方法とその他動画編集ソフト3選
Windows XP時代に重宝されたムービーメーカーの代わりとなる動画編集ソフトがWindows 10の「フォト」アプリです。ここでは、初心者向けにWindows 10「フォト」アプリの機能や他の動画編集ソフトを3つご紹介します。
1、無料のWindows 10内臓「フォト」アプリで動画を編集する方法とは
Windows 10で使えるフォトアプリの基本機能には大きく分けて3種類あります。
1つは、画像の検索やアルバムの作成といった画像をパソコン内で管理・表示する機能です。
次に、画像(素材)から動画の制作や動画の編集をする機能です。最後に、スライドショーの実行や動画の再生など実行する機能が挙げられます。
特にWindows 10「フォト」アプリの動画編集機能には、以下のものがあります。
- トリミング/動画の結合
- 補正
- テロップ挿入
- エフェクト効果、3Dアニメーション追加
- フィルター
- モーション/回転
- クロップ(切り取り)
- 傾きの調整
- 赤目処理
- ライト(明るさやハイライト、影、濃淡)
- カラー
- 効果(縁取りや背景ぼかし)
- スローモーション
フォトアプリの主要機能の使い方や手順を紹介
編集機能の中でも主要な「トリミング/動画の結合」と「テロップ挿入」の手順を紹介します。
・トリミング/動画の結合の使い方
Step1.動画ファイルを右クリックして、フォトアプリを起動する
Step2.右上の「編集と作成」からトリミングを選択する
Step3.丸い部分を絞り、カットしたいシーンを切り落し、残す部分を決める
Step4.再生してトリミング後の動画を確認する
Step5.名前をつけて保存する
以上に加えて、動画を結合する場合は、下の手順を行います。
Step6.フォトの「新しいビデオ」から「新しいビデオ プロジェクト」を選ぶ
Step7.プロジェクトライブラリにドラッグ&ドロップする
Step8.「ビデオの完了」を押し、プロジェクトを保存てファイルをエクスポート
こうすれば、2つ以上の動画を結合する編集ができます。
・テロップ挿入の使い方
Step1.動画ファイルを右クリックして、フォトアプリを起動する
Step2.右上の「編集と作成」から「テキスト入りビデオの作成」を選択する
Step3.動画をピンを使用してストーリーボードに「分割」する(1動画に1つしかテロップを入れない場合には不要)
Step4.次に「テキスト」を選び、テロップを入れる動画に各画像の右上にあるチェックを入れる
Step5.スタイルやレイアウトを指定してテキストを入力する
Step6.下のピンを操作して表示タイミングを決める
Step7.「ビデオの完了」で終了する
Step8.エクスポートしてテロップ挿入の動画編集は完了
2、簡単でプロ並みに動画編集できる他のおすすめ有料ソフトTop3(初心者向け)
ここでは、一般的に利用されている機能の優れたおすすめの有料ソフトTop3を紹介します。
Top1:Wondershare DemoCreatorをおすすめ!
初めて動画編集を使う人でも簡単なソフトがWondershare DemoCreatorです。できることは主に、画面録画やカメラの録画などを通して映像を作成し、それを同じソフト内の編集機能で編集・加工することです。
編集には基本的な機能が備わっており、動画作成に必要なことを一括で行えます。また、リアルタイム描画やAIを使用した顔認識、保存を複数の形式から選べるなど優れた使用感が特徴です。
・ソフトの主要動画編集機能
- メディアのインポート、フィルター機能
- カーソルエフェクト機能
- ズーム&パン機能
- PIP(ピクチャーインピクチャー)動画の作成機能
- グリーンスクリーン、シネマ21:9、モザイクエフェクト機能
- AI顔認識、マスク、ミラーリング機能
- 注釈エフェクト機能
- モーションエフェクト、テキストアニメーション機能
・対応できるOS
- Windows 7/Windows 8/Windows 10 (いずれも64ビットOSのみ)
- macOS v11(Big Sur)/macOS v10.15(Catalina)/ macOS v10.14(Mojave)/ macOS v10.13 (High Sierra)
・有料版の料金(個人向け・2021年11月時点)
- 年間プラン/1PC 2,480円(税込)/年
- 永続ライセンス/1PC 4,480円(税込)
- お買い得バンドル製品(DemoCreator + DemoCreator Effects) 9,980円(税込)/年
Wondershare DemoCreator|録画した動画を編集する方法をご紹介
Top2:PowerDirector
プロのクオリティで簡単に動画編集ができるソフトです。AIが編集作業をサポートするため、自動検出や除去などといった作業が短時間に行えます。高度なエフェクト機能もあり、テンプレートの豊富さや直感的な使いやすさが魅力です。通常版(オンプレミス)とサブスクリプション版があり、その中でさらに上位版なども選ぶことが可能です。
・ソフトの主要動画編集機能(バージョンにより若干異なる)
- エフェクト機能
- スローモーション加工、タイムシフト作成機能
- トランジション(アニメーション)機能
- イージング機能
- キーフレーム機能
・対応できるOS
Windows 7以降(64ビットOSのみ)、Mac
・有料版の料金
- PowerDirector 20 Ultra 12,980円
- PowerDirector 20 Ultimate 16,980円
- PowerDirector 365 6,200円(年間)
Top3:Adobe Premiere Elements
直感的な操作と自動編集機能が特徴の動画編集ソフトです。Premiere Elementsは、同社のPremiere Proに比べて初心者向けに設計されたソフトで知られており、決まった手順で操作することである程度の編集を可能とします。
クイック編集などができるかわりに、プロレベルの任意な細かな編集には向いていません。ただし、エキスパート編集にすればある程度自由な編集作業ができます。
・ソフトの主要動画編集機能
- スマートトリミング機能
- 調整機能
- パンとズーム機能
- エフェクト機能
- スライドショーやコラージュの自動作成機能
- 写真のアニメーション化機能
- トランジション機能
・対応できるOS
Windows 10 (64ビットOSのみ)、Mac10.14~10.15、macOS 11
・有料版の料金
- ライセンス版 19,580円(税込)
- アップグレード版 12,980 円 (税込)
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3、動画編集方法まとめ
今回は初心者でも使いやすいWindows 10「フォト」アプリについて動画編集する方法・手順について取り上げました。さらに、他の動画編集ソフトについても3つをピックアップしています。上記の機能や料金を参考に新しい動画編集ソフトを検討しましょう。
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