Androidスクリーンレコード録画機能がない原因と対応策について詳しく解説
Androidスマートフォンを使用していて、「画面録画をしたいけど、録画ができない」、「画面録画ができる方法を知りたい」と悩んでいませんか?
この記事では、Androidスクリーンレコード機能がない原因と対応策について詳しく解説します。
1、Androidスクリーンレコード録画機能がない原因
Androidにスクリーンレコード機能がない原因として以下4つが考えられます。
- AndroidスマートフォンがAndroid 11に未対応
- Android 10以前のスマートフォンは録画アプリがインストールされていない
- 端末の空き容量が不足している
- スマートフォンの不具合
それぞれについて詳しくみてみましょう。
原因1AndroidスマートフォンがAndroid 11に未対応
画面録画機能「スクリーンレコード」は、Android 11から搭載されています。
Android 11は2020年9月にリリースされ、多くの機種がアップデートできます。しかし、一部の古い機種はAndroid 11にアップデートできないので注意しましょう。
Android 11へのアップデートに対応している一部の機種は以下の通りです。
- Google Pixel 3/Pixel 3 XL/Pixel 3 XL
- AQUOS R3/Zero 2/sense3/R5G/sense4/
- arrows Be3/Be4/arrows 5G/arrows NX9
- Galaxy S10/S10+/S20 5G/S20+ 5G/Galaxy A20/A41/A51 5G/A21/Galaxy Note 10+/Note 20 Ultra 5G
- LG style2/style3/V60 ThinQ 5G/VELVET
- Xperia 1/1 II/5/5 II/10/10 II
- dtab d41A/dtab Compact d42A
原因2Android 10以前のスマートフォンは録画アプリがインストールされていない
Android 10以前のスマートフォンは、録画できる機能が一部の機種を除いて搭載されていません。
しかし、画面録画をしたい場合は「AZスクリーンレコーダー」或いは「XRecorder」などのアプリをダウンロード・インストールすれば画面録画が可能です。
画面録画ができるアプリや操作方法については、後ほど詳しく解説します。
原因3端末の空き容量が不足している
画面録画には沢山の容量が必要です。そのため、端末の空き容量が足りないと録画ができません。
空き容量を確保するために、不要なデータやアプリを削除しましょう。
原因4スマートフォンの不具合
スマートフォンの不具合で録画ができない場合も考えられます。
上記で説明した原因に該当しない方は、一度スマートフォンの再起動をすると改善できる可能性があります。
2、Androidスクリーンレコード機能がない場合の対応策
スクリーンレコード機能がない場合の対応策を紹介します。
対応策は以下の2つです。
- 画面録画アプリを使う
- ミラーリングとPC画面録画ソフトを使う
それぞれについて詳しく解説します。
【方法1.画面録画アプリを使う】
画面録画アプリを使用して、スクリーンレコードを行う方法を解説します。
画面録画ができるアプリは以下の5つです。
- AZスクリーンレコーダー
- XRecorder
- Mobizen Screen Recorder
- Super Screen Recorder
- Go Recorder
それぞれの特徴や機能を表にまとめ、操作方法について記述します。
おすすめアプリ1.AZスクリーンレコーダー
AZスクリーンレコーダーは無料で使える録画アプリです。
リアルタイムでスマホの操作画面を録画できるので、スマホの使い方やゲームの実況中継に最適です。
録画だけでなく編集機能も沢山あるので、録画した内容を編集したい方におすすめ。
その1.AZスクリーンレコーダーの特徴や機能・メリットデメリット
特徴
- 無料で利用可能
- アプリとパソコンで共有できる
- 細かい設定がスマートフォン上で可能
機能
- 動画のトリミング
- 部分カット
- GIF変換
- フレーム追加
- 画面の切り取り
- 字幕やロゴの埋め込み
- 動画の結合
メリット
- 画面を簡単にキャプチャできる
- ウィジェットで録画ボタンを表示できるので、好きなタイミングで録画が可能
デメリット
- 内蔵音声を直接録音ができない
その2.AZスクリーンレコーダーの録画方法
AZスクリーンレコーダーの使い方・手順について紹介します。
- 「今すぐ開始」をタップ
- カウントダウンが終わると録画が開始
- 停止したい場合は、画面端にあるアイコンをタップして、録画メニューを表示→停止アイコンをタップ。もしくは通知バーをタップして、録画メニューを表示→停止アイコンをタップ
- 録画した動画は、アプリトップに保存され、確認可能
このように、ワンタップで手軽に画面を録画することができます。
おすすめアプリ2.XRecorder
XRecorderは、画面録画機能だけでなく、動画のトリミングやBGM・テキストなど多様の機能を利用して編集できるアプリです。
声も一緒に録音できるので、実況中継の録画撮影に最適。
その1.XRecorderの特徴や機能・メリットデメリット
特徴
- 他のアプリ操作やゲーム実況の録画が可能
- スマートフォン1台で動画編集が可能
- Android 10以降なら、自身の声も一緒に録音可能
機能
- 動画のトリミング
- 速度調整
- 動画のコピー
- 音楽やテキストの挿入
- クロップ
- 回転
メリット
- 時間無制限で録画中の一時停止も可能
- 撮影したデータを使用して、アプリ内で動画や写真の編集作業が可能
デメリット
- 近くにある物の音を拾いやすい
その2.XRecorderの録画方法
XRecorderの使い方・手順について詳しく紹介します。
- 「録画」ボタンをタップ
- カウントダウン後に録画が開始
- 「一時停止」「再開」「録画終了」したい場合、通知パネルかショートカットにあるボタンをタップ
- 再開する場合も、通知パネルかショートカットにあるボタンをタップ
- 画面録画した動画は「ギャラリー」に保存され、確認可能
このようにXRecorderを使えば、手軽にスクリーンレコードができます。
*Android 10未満を使用している方は内部音声の録音が非対応です。
関連人気記事:画面録画アプリXrecorderの使い方をご紹介
おすすめアプリ3.Mobizen Screen Recorder
Mobizen Screen Recorderは録画機能だけではなく、録画と並行してイントロやアウトロ、画面のキャプチャが可能。
高画質での撮影が可能なアプリです。
その1.Mobizen Screen Recorderの特徴や機能・メリットデメリット
特徴
- 録画と並行してイントロやアウトロ、画面キャプチャが可能
- 1080pHD録画で高画質
- 編集機能も完備。そのまま投稿できるクオリティー
機能
- 動画のトリミング
- 動画分割
- フレーム抽出
- サウンド効果
- イントロやエンディングの追加
メリット
- 初期設定で、スクリーンショットと録画のアイコンがメニューに組み込まれている
- 起動が早く、アイコンを消す機能がある
デメリット
- 10分以上撮影すると、画面が時々途切れる
- 音声がマイクから入るので、他の声や音が入ってしまう
その2.Mobizen Screen Recorderの録画方法
Mobizen Screen Recorderの使い方・手順について紹介します。
- 録画アイコンをタップし、3秒のカウントダウン後に録画開始
*カウントダウンは数秒の変更や無しに変更可能 - 停止または一時停止する場合は、同じく録画アイコンをタップ
- 「閉じる」をタップすると録画が終了
- 保存された動画の確認方法:アプリをタップしアイコンを表示→四角のアイコンをタップ→設定画面左のフィルムアイコンをタップ→撮影された動画が表示される
録画開始前のカウントダウンも設定できるので、自分のペースで録画ができます。
関連人気記事:Mobizenスクリーンレコーダーの使い方を徹底解説
おすすめアプリ4.Super Screen Recorder
Super Screen Recorderは録画機能を基本とし、ビットレート・解像度・フレーム・サウンドエフェクトなど編集に特化したアプリです。
他にも動画圧縮やビデオをGIFに変換など、様々なプラットフォームに共有が可能。
その1.Super Screen Recorderの特徴や機能・メリットデメリット
特徴
- ビデオをGIFに変換できる
- 縦横両方の録画モードに対応している
- 録画した動画を様々なプラットフォームに共有できる
機能
- 動画・画像編集
- 動画を回転
- 圧縮
- 動画結合
- 動画をGIFに変換
- 動画に音楽を追加できる
メリット
- 1時間以上の録画も途切れることもなく録画ができる
- フルHDで撮影できる
デメリット
- 無料版では、操作ごとに広告が入る
- 録画時、外の音声も入る
その2.Super Screen Recorderの録画方法
Super Screen Recorderの使い方・手順について紹介します。
- 画面端に表示される四角ボタンをタップ
- 3秒のカウントダウン後に録画開始
- 録画を停止するときは、先ほどと同じ四角ボタンをタップ
- 撮影した動画はアプリ内に保存され、画面上部に「見る」をタップすると動画を閲覧できる
操作方法はシンプルで、扱いやすいアプリケーションです。
おすすめアプリ4.Go Recorder
Go Recorderは、録画機能はもちろんのこと、ワンタップでスクリーンショット。動画編集もシンプルにできるのが特徴のアプリです。
その1.Go Recorderの特徴や機能・メリットデメリット
特徴
- 各ソーシャルメディアと共有ができる
- 撮影した動画に、お気に入りのメロディを追加できる
- 撮影途中でもスクリーンショットができる
機能
- 動画編集
- スクリーンショット
- Wi-Fi転送
- 動画の共有
メリット
- 録画途中でもスクリーンショットが撮れる
- フルHDの動画を作成
- 動画編集で音楽を追加できる
- Wi-Fi転送で、PCに動画やスクリーンショットをアップロードできる
- 予約録画機能がある
デメリット
- 高画質で録画すると、動きが重くなる
- ゲーム実況だと、ゲームの音が拾えない場合がある
その2.Go Recorderの録画方法
Go Recorderの使い方・手順について紹介します。
- 画面端にあるビデオアイコンをタップ
- 丸マークをタップすると、ビデオ画質「1080P」「720P」「540P」「480P」のどれかを選択
- 3秒のカウントダウン後に録画が開始
- 停止・一時停止する場合は、録画時間のカウントがされているアイコンをタップ
- 保存先はアプリ内。アプリ内で撮影した動画を閲覧できる
画質を選択する場面では、「1080P」「720P」が有料です。無料で撮影する場合は、「540P」「480P」のどちらかを選びましょう。
【方法2.ミラーリングとPC画面録画ソフトを使う】
方法2つめは、ミラーリングとPC画面録画ソフトを使う方法です。
ミラーリングは、「Vysor」を使用して、Androidスマートフォンの画面をパソコンに映す方法です。
PCに映し出されたスマートフォンの画像をミラーリングするのは、PC画面録画ソフト「Wondershare DemoCreator」を使用して行います。
Step1.スマートフォンアプリ「Vysor」でパソコンに映す
スマートフォンの画面をパソコンに映す方法は以下の通りです。
- Androidスマートフォンで設定→デバイス情報→ビルド番号の順にタップ
- ビルド番号を7回連続タップすると「これでデベロッパーになりました」と表示される
- 続いて、システム→開発者向けオプション→USBデバッグをONにする
- ケーブルでスマートフォンとパソコンを接続する
- スマートフォン上でアクセスを許可する
- パソコンで「Vysor」に接続
- Androidデバイス→USBデバイスを接続する→ミラーリングしたいスマートフォン機種を選択
以上の手順で、スマートフォン画面をパソコン上に映すことができます。
Step2.PC画面録画ソフトWondershare DemoCreatorで画面録画を行う
パソコン上に映しだされた画面を録画するには、Wondershare DemoCreatorがおすすめです。
Wondershare DemoCreatorは、初心者でも簡単に操作ができ、手軽に動画を編集ができます。特徴や機能について軽く触れた後、操作方法について解説します。
Wondershare DemoCreatorの特徴
画面録画と動画編集をDemoCreator一つで完結できるのが最大の特徴です。PC画面だけではなく、Webカメラ及び外付けマイクの音声も同時に録画・録音できます。
画面を起動すると、取り組みたい作業内容がわかりやすく表示されているため、ワンクリックで直ぐにとりかかれます。
Wondershare DemoCreatorの機能
DemoCreatorの機能は7つあります。
- パソコン画面の録画
- 録画範囲とフレームレートを自由にカスタマイズできる
- 編集画面で録画ポイントをマークできる
- AI顔認識技術が組み込まれた高度なWebカメラ録画機能
- カメラ内蔵マイクとシステム音声を同時に録画が可能
- リアルタイムで画面描画が可能
- 進行中のゲームを高画質で簡単に録画
これらの機能設定は初心者でもワンタッチで操作が可能。見て直感的に操作ができるため、手軽に画面録画・編集ができます。
保存形式はMP4、MOV、WMV、GIF、MP3など、さまざまな形式に対応。友人やSNSで手軽に共有が可能です。
Wondershare DemoCreatorのメリット
初心者でも簡単に操作ができるのが最大のメリットです。
- 画面録画:ホーム画面→録画モードを選択→録画範囲を指定→録画開始
- 編集画面:録画した動画をインポート→編集した部分を操作
画面録画は4ステップ。編集画面は最短2ステップで操作が可能。
通常であれば、画面録画と編集画面は別々のソフトで行いますが、DemoCreatorは1つのソフトで作業ができるため、作業をスムーズに行えます。
おすすめのPC画面録画ソフト‐Wondershare DemoCreator
Wondershare DemoCreatorでPC画面を録画する操作手順
スマートフォンアプリ「Vysor」でパソコンに映し、そこからDemoCreatorでPC画面を録画する操作手順について詳しく解説します。
Step1DemoCreator「編集画面」をクリック後、録画を開始
DemoCreatorを起動し、録画モードを選択します。今回は「PC画面とWebカメラ」を選択します。
録画モードを選択した後、以下の画面が表示されます。
Step2録画をしたい範囲を指定する
録画をしたい範囲を指定し、「システムオーディオ」、「マイクロフォン」、「Webカメラ」を設定します。
Step3録画完了後、ファイルが自動的にインポートされる
録画した動画は、自動的に編集画面にインポートされます。
ここで一つ注意です。スマートフォン上の「USBデバッグモード」は開発者向けの設定です。セキュリティー上良くないので、録画終了後OFFにしましょう。
Wondershare DemoCreatorで録画した動画ファイルを編集する操作手順
録画した内容を編集する操作手順について解説します。
Step1録画したファイルを読み込み、不要な部分をカットする
録画を停止した後、録画した動画がライブラリー及びタイムラインに表示されます。
表示された動画の不要な部分をカット。
カットする方法は、黄色いバーをカットしたい部分の最初に移動させ、黄色いバーの丸い部分をクリック。
クリックした部分が分割され、カットしたい終わりの部分に黄色いバーを移動させ分割させます。
Step2他の編集機能で動画を装飾
分割した動画の不要な部分をカットし、時間を調整した動画に装飾を施します。
編集には以下の機能があります。
- エフェクト
- トランジション
- 注釈
- キャプション
- ステッカー
- フィルター
- 効果音
他の動画を用意し、トランジションで結合。編集することも可能です。
Step3編集した動画を保存する
編集した動画は、画面右上にある「エクスポート」をクリック。
動画のフォーマットやファイル名、保存先を設定し再度「エクスポート」をクリック。
以上の流れで動画を編集し保存できます。
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3、Androidスクリーンレコード録画機能がない原因と対応策まとめ
今回は、Androidスマートフォンの画面をスクリーンレコードする方法について解説しました。
スクリーンレコード機能を持ち合わせていない場合、以下のアプリケーションをおすすめします。
- AZスクリーンレコーダー
- XRecorder
- Mobizen Screen Recorder
- Super Screen Recorder
- Go Recorder
パソコン画面にスマートフォンの画面を反映し、DemoCreatorで録画や編集を行うと、より動画が鮮明で素敵な作品ができあがるのでおすすめです。
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