VHS(ビデオテープ)をデータ化する方法のまとめ、自分でやる方法を詳しく解説!
「昔の大切な思い出を保存したい」、「ビデオテープが劣化する前にデジタル化したい」といった理由から、VHS(ビデオテープ)をデータ化したい方が増えています。
家庭で撮影したホームビデオや懐かしい映画など、VHS(ビデオテープ)に残った大切な記録をずっと保存するためには、デジタル化は欠かせません。
この記事では、VHSをデータ化するやり方についてわかりやすく解説します。自分だけでできる方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
1.VHS(ビデオテープ)をデータ化するメリット
引用元:Freepik
近年、VHS(ビデオテープ)のデータ化をする人が増えているのはなぜでしょうか。
どんなメリットがあるのか考えてみましょう。
メリット1:保存寿命を延ばせる
VHS(ビデオテープ)は室内などで長期間保存していると、気温の変化や湿気などによってテープの素材が劣化します。
このような経年劣化によって、テープに記録していた映像の画質や音質が悪くなり、最終的には再生できなくなる可能性もあるのです。
VHS(ビデオテープ)をデータ化しておけば、テープの劣化を心配せず長期保存が可能となります。
メリット2:映像の利便性が向上する
当然ながらVHS(ビデオテープ)に記録した映像は、ビデオデッキが無いと見られません。最近だとビデオデッキ自体の入手も難しいため、映像を見る方法が限られてきています。
データ化したVHS(ビデオテープの)映像は、パソコンやスマートフォン、タブレットから簡単に再生可能です。さらに、クラウドへ保存すれば、どこからでも映像を視聴できるのもメリットといえるでしょう。
メリット3:保管スペースを削減できる
VHS(ビデオテープ)はサイズが大きくてかさばるため、大量に保管しておくには広い保管スペースが必要です。
映像をデータ化しておけば、ハードディスクなどの外部ストレージやクラウドなどに保存できるようになるため、保管スペースを大幅に削減できます。
メリット4:映像の編集や共有がしやすくなる
VHS(ビデオテープ)に記録した映像を編集しようとすると専用の機材が必要になるので、誰でも気軽に編集できるものではありません。
また、VHS(ビデオテープ)の映像を他の人に見てもらいたいと思っても、映像を再生できるビデオデッキを探す方が難しいでしょう。
VHS(ビデオテープ)をデータ化しておけば、動画編集ソフトを使ってトリミングや字幕の追加が可能となります。また、SNSやメールなどで簡単に家族や友人と共有できるのもメリットです。
2.VHS(ビデオテープ)をデータ化する4つの方法
年々VHS(ビデオテープ)が劣化したり、ビデオデッキなどの再生機器が入手しにくくなっており、データ化の重要性は高まっています。
実際にVHS(ビデオテープ)をデータ化するにはどういった方法があるのでしょうか。
それぞれ詳しく解説していきます。
方法1:VHS(ビデオテープ)に対応しているビデオキャプチャーを利用する
専用のデバイスである「ビデオキャプチャー」を使用すれば、VHS(ビデオテープ)を再生できるビデオデッキからパソコンなどへ映像を取り込めます。
ビデオキャプチャーさえあれば手軽に始められ、自宅でも作業できるのがメリットです。
一方、この方法だとビデオキャプチャーと専用ケーブルなどを準備する必要があるため、初期費用がかかるのがネックだと言えます。映像の取り込みに時間もかかるため、コスパが良い方法とは言えません。
ただ、ビデオキャプチャーは5,000~10,000円程度で購入できて、一度購入すれば繰り返し利用できますので、「コストを抑えつつ自分で作業したい方」や「プライベートな映像を他人に見られたくない方」におすすめの方法と言えます。
方法2:パソコンでVHS(ビデオテープ)をデータ化する
パソコン自体に搭載されたキャプチャー機能や専用ソフトウェアを使って、VHS(ビデオテープ)映像を取り込んで保存する方法です。
比較的高画質で取り込むことができ、複数の形式から取り込むファイル形式を選択できるので、様々な方法で活用できます。
ただしこの方法だと、高性能なパソコンが必要であるのに加え、キャプチャー機能などの操作が難しいため、パソコン操作に慣れていない方にはハードルが高いかもしれません。
パソコン操作に慣れていて、なるべく高画質でVHS(ビデオテープ)の映像を取り込みたい方にオススメです。
方法3:VHS(ビデオテープ)をBD・DVDにダビングする
VHS(ビデオテープ)をブルーレイディスク(BD)やDVDにダビングしてデータ化する方法です。この方法だと、ダビング可能なレコーダーを準備する必要があります。
機器さえ準備できればダビング操作は比較的簡単であり、BD・DVDプレーヤーでそのまま再生できるのもメリットです。
注意点としては、VHS(ビデオテープ)が破損するリスクがある、そして編集ができない点が挙げられます。
レコーダーが既にある場合は、BD・DVDなどのディスク代だけでいいのですが、レコーダー機器を新たに購入する場合は、数万円ほどのコストがかかる点にも注意してください。
簡単で確実な方法を選びたい方や、BD・DVDなどのメディアとVHS(ビデオテープ)を同時に保管したい方へおすすめの方法です。
方法4:専門店舗に依頼する
カメラショップや一部の書店など、VHS(ビデオテープ)のデータ化サービスを提供している店舗へ依頼する方法もあります。
手間がかからず簡単であり、プロの技術によって高品質なデータ化が可能です。一部の店舗では簡単な編集や補正サービスが利用できる場合があります。
手間がかからない方法ではありますが、1本あたり数千円程度の費用が必要になるのがデメリットといえるでしょう。
データ化にかかる時間を節約したい方、自分で作業するのが難しい方などにおすすめの方法です。
以上、VHS(ビデオテープ)をデータ化する主な4つの方法をご紹介しました。
ここまでご紹介した4つの方法について特徴を表にまとめましたので、こちらも参考にしてみてください。
方法 |
メリット |
こんな人におすすめ |
VHS(ビデオテープ)に対応しているビデオキャプチャーを利用する |
ビデオキャプチャーさえあれば手軽に始められ、自宅でも作業できる |
コストを抑えつつ自分でデータ化作業をしたい人 |
パソコンでVHS(ビデオテープ)をデータ化する |
高画質で取り込めて、取り込むファイル形式を複数の方式から選べる |
高画質でVHS(ビデオテープ)の映像を取り込みたい人 |
VHS(ビデオテープ)をBD・DVDにダビングする |
レコーダーさえあればダビング操作が簡単にできる |
簡単で確実な方法を選びたい人 |
専門店舗に依頼する |
料金を支払えばデータ化作業をすべて行ってくれる |
データ化にかかる時間を節約したい人 |
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3.「実践編」自分でVHS(ビデオテープ)をデータ化する=DemoCreatorを使う
自分でVHS(ビデオテープ)をデータ化するためには、使いやすいツールが必要です。
ここからは、画面録画ソフト「DemoCreator」を使ってVHS(ビデオテープ)をデータ化する方法を解説します。
DemoCreatorとは
DemoCreatorは、パソコン画面上の映像を録画して動画ファイルとしてエクスポートしたり、直接編集できるツールです。
VHS(ビデオテープ)をデジタル化する際は、DemoCreatorのどの機能が活躍するでしょうか。DemoCreatorに多数ある機能の中で、以下に紹介する機能などは特に役立つと思いますよ。
- 画面録画:最大4K&120FPS録画に対応し、VHS(ビデオテープ)の映像を高品質で録画と保存できます。
- 動画編集機能:映像データの不要な部分をトリミングしたり、複数のテープ映像をまとめる
- AIノイズ除去:高性能なAIによって録画した映像データからノイズを除去
- 自動キャプション:録画した映像の音声データから自動で字幕を作成
- クラウドストレージ:録画した動画をクラウドストレージへ直接アップロードできる
- 動画共有リンク生成:万全のセキュリティ対策が施された動画の共有リンクを生成できる
- 人気SNSとの連携:YouTube、TikTokなどと連携して、動画を直接共有できる
昔のVHS(ビデオテープ)は年数が経過するほど劣化してしまうため、映像や音声も荒くなりがちです。
しかし、DemoCreatorが持つ「AIノイズ除去」機能を活用すれば、聞き辛かった音声もクリアに調整してくれるため、特におすすめな機能といえます。
DemoCreatorを使ってVHS(ビデオテープ)をデータ化する手順
では、実際にDemoCreatorを使ってVHS(ビデオテープ)をデータする手順を見ていきましょう。
ステップ1:VHS(ビデオテープ)を再生できるデッキとPCを接続する
まずは、VHS(ビデオテープ)を再生できるデッキとPCを接続する必要があります。
デッキとPCを直接繋ぐのは難しいため、デッキとPCの双方向接続ができる「ビデオキャプチャー」を準備しましょう。
引用元:VHS(ビデオテープ)を再生できるデッキとPCを接続する
これでPC画面にVHS(ビデオテープ)の映像が映るようになったため、あとはDemoCreatorを使って画面録画を行うだけです。
ステップ2:DemoCreatorでVHS映像の録画を行う
PCにインストールしておいたDemoCreatorを起動します。起動後は、メインメニューから「画面録画」を選択しましょう。
VHS映像を録画するには、録画メニューで「カメラ」モードを選択してください。
デッキ内に挿入したVHS(ビデオテープ)の映像が画面上に映っていることが確認できたら、RECボタンを押して録画を開始しましょう。デッキ側の再生ボタンもお忘れなく。
録画が終了したら、ミニツールバーの「■」(録画停止)ボタンを押すと録画完了です。
ステップ4:収録したVHS映像をPCまたはクラウドに保存する
録画を停止するとプレビュー画面が表示されます。「高速エクスポート」をクリックすると収録したVHSの映像がmp4としてパソコンに保存されます。
データ化した映像をクラウドに保存したい場合は「高度な編集」をクリックして、編集画面へ移動します。
必要に応じて動画編集を行いましょう。続いて、「エクスポート」をクリックします。
「エクスポート」の設定画面で「クラウドにバックアップ」をオンにしたら、VHSの映像をクラウドにアップロードできます。
VHSのデータ化│DemoCreatorを使ってVHSの映像を録画して保存する
4.VHS(ビデオテープ)のデータ化のよくある質問
引用元:Freepik
VHS(ビデオテープ)をデータ化する際によくある質問と回答を集めました。ぜひ参考にしてみてください。
質問1:VHS(ビデオテープ)をデータ化すると画質が劣化するのか?
VHS(ビデオテープ)自体が経年劣化している場合、データ化の際に若干画質が低下する場合があります。しかし、一旦データ化してしまえば、それ以上画質が劣化することはありません。
また、データ化しておけば必要に応じてノイズ除去や色補正などの処理も行えるため、データ化するデメリットはほぼ無いと言っていいでしょう。
質問2:VHS(ビデオテープ)をデータ化するにはどれぐらい時間がかかる?
VHS(ビデオテープ)をデータ化するには、基本的に再生時間と同じだけの時間が必要となります。
120分テープをデジタル化する場合、最低でも2時間以上は変換時間がかかりますので注意してください。
作業時間が取れない場合は、データ化サービスを行っている店舗に依頼することも検討してみましょう。
質問3:VHS(ビデオテープ)データ化するために必要なものは?
店舗などに依頼せず、自分の力でVHS(ビデオテープ)をデータ化したいのであれば、機材やパソコンなどいくつか事前準備が必要です。
- VHS(ビデオテープ)を再生可能なビデオデッキ
- アナログ信号をデジタル化できるビデオキャプチャー
- パソコン用キャプチャーソフト
- パソコン
キャプチャソフトにはOBS Studioなどがありますが、動画編集も行いたいのであれば「DemoCreator」がいいでしょう。
DemoCreatorは動画編集に最適な機能も豊富であり、パソコン操作に慣れていない人でも使いやすいのでおすすめです。
まとめ:VHS(ビデオテープ)をデータ化するならDemoCreatorがおすすめ!
VHS(ビデオテープ)をデータ化する方法はいくつかありますが、自宅でお手軽に行うなら「DemoCreator」を使った方法がおすすめです。
ビデオデッキとパソコン、そしてDemoCreatorさえあれば、コストをかけることなく自宅で好きなだけデータ化できます。
DemoCreatorは、VHS(ビデオテープ)のデータ化以外にも、動画編集やライブ配信といった他のツールも豊富なので、1本持っていると多方面で活用できるツールです。
ほとんどの機能が無料で使える体験版が、公式サイトからダウンロードできますので、ぜひ一度体験してみてください。
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