Live2Dモデルを探せるサイト3選!無料配布のモデルや便利ツールについても解説
現在「Live2D」を活用し、映像制作をおこなうクリエイターが増加しています。
動画コンテンツの新しい形である「VTuber」が登場したという影響もあり、今後もLive2Dの需要はさらに高まっていくと言えるでしょう。
「Live2D」とは、Live2D社が開発したアニメーション技術であり、イラストに動きを加えられ、表情や仕草をリアルに表現することが可能です。
そんなLive2Dユーザーの中には、
「Live2Dモデルが欲しい」
「モデルが無料配布されているか知りたい」
と考える方も少なくないでしょう。
そこで本記事では、Live2Dユーザー必見の「モデルを探せるサイト」を紹介していき、無料配布の有無や便利ツールについて詳しく解説していきます。
ぜひ最後までご覧いただき、今後のコンテンツ制作に役立ててくださいね!
Part1.Live2Dモデルを探せるサイト3選
早速本章では、Live2Dモデルを探せるサイトを「3つ」紹介していきます。
基本認識として、Live2Dモデルを取り扱っているサイトは「Live2Dユーザー向けの購入および販売」を目的として運営されています。
なお、現状Live2Dモデルのサイトはごく少数であり、今回紹介する3つのサイトが主要媒体となります。
とは言え、各サイトのモデル数は非常に多いため、きっとあなたのイメージに合うLive2Dモデルが見つかりますよ。
それでは、以下で詳しく見ていきましょう!
①大人気がある2Dモデル配布サイト:nizima
出典:nizima
最初に紹介するサイトは、Live2D社が運営している「nizima」です。
Live2Dの開発元が管理している公式サイトなだけに、モデル数も業界ナンバーワンを誇っています。
サイトの特徴としては、イラストやLive2Dモデルに特化している点であり、オーダーメイドプランも充実しています。
また“一点限定”のLive2Dモデルも多く、他者と被りたくないという方にはおすすめのサイトです。
さらにnizimaでは、サイト内で販売されている各モデルの「パラメーター操作」が可能であり、実際の動作や表情をチェックできます。
購入する前に事前確認できるのは、ユーザーとしてかなり嬉しいポイントですね。
なお、各モデルはタグ付けもされているため「女の子」「男の子」などといった、特定のキーワードで目当てのLive2Dモデルを探せます。
②2Dモデルサイト:BOOTH
出典:booth
続いて紹介するのは、比較的安くLive2Dモデルを購入できる「BOOTH」です。
サイトの特徴としては、Live2Dモデル以外にも「小説」「音楽」「アクセサリー」などの購入・販売が可能な点であり、17種類のカテゴリが用意されています。
Live2Dモデルに関しては、nizimaのような「一点限定モデル」は少ないものの、全体的な料金設定が低く、高額なLive2Dモデルを避けたい方にはおすすめです。
また、BOOTHで販売されているモデルは「画像」もしくは「動画」で、それぞれ容姿の特徴や表情などをチェックできます。
なお、BOOTHは人物モデルだけではなく「食べ物」や「動物」といったモデルも販売されており、コンテンツの配信内容によっては活用できると言えるでしょう。
③Live2Dモデルサイト:SKIMA
出典:skima
最後に紹介するLive2Dモデルサイトは「SKIMA」です。
SKIMAは「イラスト」「デザイン」「文章」などのカテゴリから、多種多様な素材を購入できるサイトであり、その中の一つに「Live2Dモデル」があります。
前述の「nizima」や「BOOTH」に比べると、販売されているモデル数は少ないものの、高品質なLive2Dモデルが揃っています。
また、購入前にクリエイターへ直接相談できる窓口も用意されており、価格交渉やオリジナルモデルの制作依頼などをメッセージで送ることが可能です。
Live2Dモデルの料金設定は一般的な水準であり、今回紹介したサイトの中では一番バランスの取れた設定となっています。
また、モデルをパーツ分けで販売しているクリエイターも多く、部分的にLive2Dモデルを探している方にはおすすめのサイトであると言えるでしょう。
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Part2.Live2Dモデルは無料配布されている?
ここまでは、Live2Dモデルを販売・購入できるサイトを紹介してきましたが、Live2Dモデルの「無料配布」はされているのか、気になる方も少なくないでしょう。
結論として、Live2Dモデルの無料配布はされています。
しかし、現状は前章で紹介したサイトである「BOOTH」のみでしか無料配布はされておらず、他サイトは全て有料のLive2Dモデルとなっています。
無料配布されているLive2Dモデルを使用するメリットとしては、金銭の支払いがなく、手軽にモデルを入手できるという点です。
一方デメリットとしては、無料配布されているだけに、多くのユーザーが対象のモデルを使用し、独自性に欠ける恐れがあるという点です。
とは言え、Live2D初心者の方や、現状はモデルへのこだわりがないという方は、無料配布のLive2Dモデルを利用してみるのも手段の一つと言えます。
なお、Live2D内にも“サンプルデータ”が内蔵されており「虹色まお」「桃瀬ひより」「初音ミク」などのモデルが利用できます。
Part3.Live2Dモデルの無料配布例
本章では、Live2Dモデルの無料配布例を紹介していきます。
前述の通り、Live2Dのサンプルデータ以外で、モデルを無料配布しているのは「BOOTH」のみとなっています。
無料配布のLive2Dモデルは、メリットだけではなくデメリットも存在しますが、アニメーション操作の練習やとりあえずLive2Dを始めてみたいという方は、ぜひ試してみると良いでしょう!
①無料で使えるLive2Dモデルの無料配布サイト:阮梅|制作者:涉谷芒
出典:booth
まず、一つ目の無料配布されているLive2Dモデルは「阮梅」です。
阮梅は、クリエイターの「涉谷芒」さんが手掛けたLive2Dモデルであり、スタイルの良いファンタジー系をイメージした女性モデルです。
無料配布されているLive2Dモデルの中では、比較的クオリティが高く、ユーザーからも高く評価されています。
なお、サイト内のアカウント登録さえおこなえば、簡単にダウンロードできますので、ぜひ一度お試しください!
②無料のLive2Dモデル:藿藿|制作者:伊白EX
出典:booth
続いて紹介する無料のLive2Dモデルは「藿藿」です。
藿藿は、クリエイターの「伊白EX」さんが手掛けたモデルであり、異世界アニメ風の可愛らしい容姿が特徴的です。
また、服装や身に付けているアクセサリーもこだわったデザインが施されており、こちらも無料とは思えないほどのクオリティであると言えます。
先ほどの「阮梅」は“かっこいい系”であるのに対し「藿藿」は可愛い系と言えますので、こちらもぜひ、用途に合わせて活用してみるのもおもしろいですね。
なお「藿藿」も、サイトのアカウント登録でダウンロードが可能になります。
Part4.Live2Dモデル風の映像制作ができるツールはある?
Live2Dは、アニメーション制作における画期的な技術であり、数多くのクリエイターが活用しています。
そして、Live2Dを扱うようなハイスキルをもったクリエイターの方は、
「他に映像制作ができる優れたツールはあるのか?」
「Live2Dモデル風のアニメーションが作れるツールはあるのか?」
といった点も、気になるのではないでしょうか。
結論、Live2Dモデル風の映像が制作できるツールは存在し、もっともおすすめであるのが「DemoCreator」というPCソフトです。
本章では、そんなDemoCreatorを詳しく紹介していきます!
4-1.DemoCreatorとは
始めに「DemoCreatorとは?」について解説していきます。
DemoCreatorは、Wondershare社が開発・リリースしている「画面録画&動画編集」ソフトです。
現在では、100以上の国と地域にユーザーを抱える人気PCソフトであり、ユーザー数は200万人を超えています。
また、DemoCreatorは一般的な画面録画と動画編集だけではなく、モデルを活用するバーチャルヒューマン録画機能もあります。
「バーチャルヒューマン録画」というのが、Live2D風の映像制作ができ、Webカメラを通して人物をアバター化させることが可能になります。
さらに、バーチャルヒューマン録画には、最新のAIが搭載されており、ハイクオリティな映像が生み出せる点も魅力です。
また「VRoid Studio」との連携もできるので、すでにVRMモデルをもっている方であれば、より活用しやすいソフトであると言えます。
以下では、バーチャルヒューマン録画機能の使い方を詳しく解説していきます。
4-2.バーチャルヒューマン録画機能の使い方【DemoCreator】
それでは、DemoCreatorの「バーチャルヒューマン録画」の使い方を、手順に沿って解説していきます。
なお、ここでは、録画からエクスポートまでの基本的な流れを解説していきます。
操作感に慣れてこれば、アバタータイプや背景、音声変更などをして、イメージに沿った映像へと仕上げてみましょう!
それでは以下で詳しく解説していきます。
Step1.ホーム画面のバーチャルヒューマン録画を選択
DemoCreatorを起動して、ホーム画面を表示させます。
そして、ホーム画面のメニューにある[バーチャルヒューマン録画]を選択しましょう。
※バーチャルヒューマン録画はWindowsのみ対応しています。
Step2.アバター(モデル)を選ぶ
次に、アバターを選択する画面が表示されますので、画面左上の[人物マーク]をクリックします。
すると、各アバターが登場しますので、お好みのアバターを選択しましょう。
なお、無料版で選べるアバターは4種類となっています。
さらに多くのアバターを使用したい場合は、有料版への移行をおすすめします。
Step3.画面録画をスタートさせる
アバターの選択ができれば、画面上部にある[録画ボタン]をクリックします。
すると、Webカメラに映った人物と連携して、アバターを自由自在に動かせますので、そのまま撮影を開始しましょう。
撮影を終了する際は、画面上部の[停止ボタン]をクリックします。
その後、動画編集画面に移行しますので、映像や音声を編集していきます。
Step4.エクスポートして完了
画面右上にある[エクスポート]をクリックします。
すると、保存場所や保存名などを設定できる画面が表示されますので、それぞれ設定し、画面右下にある[エクスポート]をクリックすれば保存の完了です!
バーチャルヒューマンを録画する方法|DemoCreator
まとめ:Live2Dモデルを活用して魅力あるコンテンツに仕上げよう!
本記事では、Live2Dモデルについて、サイトや無料配布の有無、便利ツールを網羅的に紹介してきました。
現在、Live2Dを使用した「VTuber」や「アニメーションクリエイター」が続々と活躍の場を広げています。
Live2Dを活用すると、2Dイラストの魅力を十分に保ったまま、キャラクターに動きをつけられるため、その愛くるしさから熱狂的なファンも年々増加しています。
今回紹介した「Live2Dモデルを探せるサイト」を利用していただき、たくさんのファンを魅了できるコンテンツ制作に繋げてください。
また、記事後半で紹介した「DemoCreator」を使えば、手軽かつハイクオリティなLive2Dモデル風の映像が作れますので、そちらもぜひ試してみてくださいね!
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