議事録自動作成おすすめのAIツール6選!選び方と作成方法も解説【無料あり】
議事録の作成に時間を取られて、肝心なタスクの消化やアイデアのブラッシュアップが後回しになっていませんか?
議事録作成を効率化しさらにチームに貢献したい方におすすめなのが、AIツールを使う方法です。
そこで今回は議事録作成に特化したAIツールや、精度の高いアプリについてまとめました、ぜひ参考にしてください。
1.議事録はAIで自動作成できる?
結論からいうとAI技術を搭載した文字起こしツールを利用することで、議事録の作成を行うことができます。会議をAIツールを使って録音し、その録音を元にAIが会話をテキスト化することで、効率的に議事録の作成ができる仕組みです。
AIツールによっては話者の分離、辞書機能の搭載などに対応しているものもあります。また、チームメンバーと共同で書き起こし結果を編集したり、作成した議事録をそのままクラウドにアップロードしたりできるツールもあります。
AIツールを使って議事録を作成すれば、紙ベースで議事録を作成するよりも時間を大幅に節約できます。
2.議事録をAIで自動作成するメリットは?
議事録をAIで作成するメリットには、情報へのアクセスを増やせる、議事録作成時間の削減、情報共有の効率化があります。
①目だけでなく耳でも議事録を確認できる
本来、議事録は読むことでしか情報を確認することができません。しかし、AIツールを使って録音した音声を共有すれば、会議に参加していない人でも、作業をしながら耳で会議内容の確認ができます。
また、音声読み上げツールを使うことで、文字データとして共有された議事録を目だけでなく耳で確認することができます。
②議事録作成を効率化できる
議事録を手書きで作成する場合、内容をメモしたり、一部要約したり、タスクを抽出したり、さらに清書したりと大きな労力を必要とします。
一方、AIツールを使えば、内容を録音しながらリアルタイムで文字起こしできるため、作成工程を大幅にカットできるでしょう。
会議内容は録音データとしても保存されていますので、後から聞き直すことも可能です。
③情報の管理や共有が容易になる
情報がデータ化されると、管理や共有がより容易になります。
クラウドにアップしてチームメンバーが自由にアクセスできるようにしたり、メールやチャットツールで共有したり、紙で共有するよりも情報アクセス手段を増やすことができます。
3.議事録を作成できるAIツールの選び方
では、議事録を作成できるAIツールはどのような基準をもとに選んだらよいのでしょうか?ここでは、失敗しないための上手なAIツールの選び方を解説します。
①ツールの操作性
ツールの操作性は最も重要。それぞれの会議や打ち合わせで、誰もが迷わず操作できないと議事録作成時間の削減に貢献できないからです。
また、機能が複数ある場合は、どのボタンがどんな意味を持つのか理解しやすいツールを選びましょう。
②文字起こしの精度とかかる時間
文字起こしの精度と所要時間も大切なポイントです。AI文字起こしツールの精度はツールによって異なり、句読点が入らないもの、カタカナ用語に弱いもの、同音異義語の誤変換が起きるものなどがあるので注意してください。
また、AIツールの中には、録音しながらリアルタイムで文字起こしをするタイプと、録音が完了してから文字起こしが始まるタイプがあります。より議事録作成時間を短縮したいなら、リアルタイム文字起こしに対応しているツールを選びましょう。
③料金プラン
AIツールは長い期間使い続けていくものです。有料ツールを利用する場合は、続けやすい料金プランのものを選びましょう。
文字起こしツールの料金プランは録音時間で分かれているものや、文字数で分かれているものなどがありますので、ご自身に合ったものを選んでみてください。
4.「無料・有料」議事録自動作成おすすめのAIツール6選!
ここでは、AIにより議事録を作成できるツールを6つ紹介します。特に高精度かつセキュリティ性の高いツールをピックアップしたので、ぜひ議事録作成にお困りの方は参考にしてください。
①Notta
Nottaは文字起こし精度98%以上を誇る高性能なツールです。ブラウザ版、アプリ版、Google拡張機能版があり、会議を録音しながらリアルタイムで文字起こしをしたり、ZOOMやTeamsのオンライン会議URLを共有するだけでBotとして会議に参加し文字起こしをしたり、議事録作成に特化した便利な機能が充実しています。
文字起こし結果の翻訳にも対応しているため、多言語の議事録を作成したい方にもおすすめです。無料プランでは月間30分の文字起こしが可能で、料金プランは月額2,200円〜設定されています。
Nottaで議事録を作成する方法
- Nottaを開いたら「録音」ボタンをクリックする
- リアルタイムで音声がテキスト化される
- 自動文章校正や翻訳、編集など必要な作業を行う
- 録音データや文字起こしデータを共有する
②toruno
【toruno】は録音・録画・文字起こしが一括で行える会議支援ツールです。マイクスピーカーを使ったケースでは8割以上の精度を確保でき、ICレコーダーやスマホのボイスメモの音声も文字起こしできます。
個人契約の場合は無料版でも3時間まで利用できます。音声だけでなく映像も一緒に記録できますので、議事録作成において、その場の雰囲気も一緒に記録したい、会議映像を資料として二次利用したい、といった方におすすめです。
torunoで議事録を作成する方法
- アカウントでログインしてマイクを指定する
- 「記録開始」をクリックして記録を始める
- 「記録終了」をクリックして録画を停止する
③LINE CLOVA Note
「LINE CLOVA Note」は、メッセージアプリLINEが提供する文字起こしアプリです。ブラウザ版もリリースされており、OSにかかわらず使用することもできます。
録音した会議データは非認識処理を施し暗号化された状態で保管されるなど、セキュリティに関する取り組みも万全。音声の種類も日常会話や会議から選択でき、精度も高いといえます。
料金は無料で、月に5時間まで文字起こしができます。話者分離機能を搭載していますので、複数人での会議が多い方におすすめです。
LINE CLOVA Noteで議事録を作成する方法
- LINEアカウントでログインする
- 「新しいノートを作成」をクリック
- 会議音声をアップロードする
- 音声の種類を選択すると文字起こし結果が表示される
④AI GIJIROKU
「AI GIJIROKU」は日本語を含む30ヶ国語に対応している議事録作成ツールです。スッキリとしたインターフェースで初心者の方でも視覚的に操作ができます。
文字起こしの精度については、英数字と漢数字が混在することはあるものの、おおむね高い精度で書き起こしができます。
To Doをまとめられる清書機能があるため、会議の記録と一緒にタスクの抽出を行いたい方にも最適。パーソナルプランは年間16,500円、チームプランは年間327,800円となっています。
AI GIJIROKUで議事録を作成する方法
- 「収録開始」をクリックして音声収録か画面収録を選ぶ
- 記録を開始する
- 停止ボタンをクリックして「ホーム」にて文字起こし結果を編集する
⑤Speechy Lite
「Speechy Lite」はダウンロードと同時に使用できるiOSアプリです。ビジネス向けの議事録作成ツールは会員登録やアンケートなど使う前の工数がかかるものも多いですが、Speechy Liteならワンタップで文字起こしを開始できます。
句読点や疑問符を入れることもでき、精度も比較的高めです。何よりも88以上の言語に対応しているため、多言語会議が多い方は知っておくとよいでしょう。
なお、Speechy Liteは無料のアプリですが、広告をカットできるプロ版(880円)も利用できます。
Speechy Liteで議事録を作成する方法
- マイクのアイコンをタップして録音を開始する
- 録音が終わったら停止ボタンを押す
- 左下のファイルアイコンをクリックして文字起こし結果を確認する
⑥文字起こしさん
「議事録作成のために少量の文字起こしを手軽に行いたい」文字起こしさんは、こんな方におすすめの文字起こしツール。文字起こしさんは音声認識エンジン「PerfectVoice」を搭載した、音声ファイルから文字起こしができるブラウザツールです。
MP3やWAVといったオーディオファイルだけでなく、MP4やMOVなどの動画ファイルもサポートしていますので、会議のデータをそのままアップロードするだけで会議内容の書き起こしができます。
また、プランはベーシックプラン(1100円)、バリュープラン(2200円)、プレミアムプラン(3300円)の3種類です。
文字起こしさんで議事録を作成する方法
- 言語を選択して文字起こしするファイルをアップロードする
- 「文字起こし」をクリックする
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5.AI議事録作成ツールのよくある質問
ここでは、議事録作成に役立つAIツールに関するよくある質問に答えていきます。
質問1:AI議事録ツールのセキュリティは大丈夫?
どのようなセキュリティ対策が施されているのかは、ツールによって異なります。
セキュリティを重視してツールを選びたい方は、ユーザー認証機能を搭載したもの、情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格に準拠しているものなどを選びましょう。
質問2:日本語の議事録を翻訳することはできますか?
できます。翻訳機能を搭載しているツールの場合は、文字起こし後そのまま翻訳ができますし、Google翻訳やDeepLなどの翻訳ツールを使用する方法もあります。
質問3:議事録の内容をAIで要約することはできますか?
近年はChatGPTを活用して文字起こしと要約の両方に対応できるツールも増えています。
本記事で紹介したNottaやAI GIJIROKUはAIによる要約に対応しています。
6.オンライン会議を高画質で記録&共有するにはDemoCreatorがおすすめ!
ZoomやTeamsなどで行われるオンライン会議を記録したいという方もいるでしょう。ここでは、高画質・高音質に画面録画ができるシンプルな録画・動画編集ソフトDemoCreatorを紹介します。
①長時間の会議も高品質で録画&録音できる
DemoCreatorはストレージやバッテリーが許す限り、無制限で録画ができます。
最高8Kの画質、サンプルレート48000 Hz、ビットレート320kbpsをサポートしていますので、高画質・高音質での録画が可能です。
②AIテキストベース編集で会議動画を簡単にカットできる
DemoCreatorには、「AIテキストベース編集」という動画や音声ファイルからテキストをAIが自動で書き起こしできる機能が搭載されています。
文字起こし結果の特定の部分を削除することで、オーディオファイルのカットが行えるなど、テキストベースでファイルを編集できる便利な機能で、無音セクションを自動検出して一括削除することもできます。
③URLで会議動画を安全かつ簡単に共有できる
録画したデータをクラウドに共有してURLを発行できるのも、DemoCreatorのメリットです。URLで議事録を共有すれば、必要な人にだけ情報を届けることができ、セキュリティ面での懸念も少なくなります。
DemoCreatorを使ってオンライン会議を高画質に記録する
まとめ : AIツールを使って議事録作成をスマートに自動化しよう
今回は議事録を自動作成できる、おすすめのAIツールを紹介しました。AIツールを活用すれば、議事録作成者の負担を大きく減らすことができるだけでなく、情報共有や情報へのアクセスがより容易になるでしょう。
高画質・高音質で会議を記録したい、AIで会議を文字起こしして編集したい、そんな方はぜひDemoCreatorをお使いください。キャプチャソフトとしてだけでなく動画編集ソフトとしても多機能なので、議事録作成だけでなく研修動画の作成なども一緒に行えます。
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